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眠たい日

ああ眠い。
日曜日の夜に夜更かしするものではない。
おかげで月曜の今日は眠いし体がふわふわしている感じがした。
絶対寝不足。
でも約束してたので、朝、子供たちを学校へ送り出したら8時半にママ友と散歩に行った。運よく今日は快晴で気持ちの良い朝だった。
このママ友がすごい。子供が4人いて、そのうちの3人は生まれながらに耳がほぼ聞こえず、頭部に手術で補聴器を埋め込んである。でもその事実を忘れるほど元気はつらつな子たちで、長女以外は皆ホッケーをやっている。このホッケーというスポーツがなかなか厳しくて、年齢によって平日は週2回から4回くらい練習日があり、年齢と場所、時間帯によってはこの練習日に親が子供たちを送迎しなければならない。

9月から4月にかけては週末に試合がある。
場所はスイスのどこかの町。つまり遠かったり、近かったりするわけだが、その度にやはり、親御さんたちは子供を試合場まで送迎しなくてはならない。
スイスには部活というものがないので、子供たちは大体地域のスポーツクラブに入る。子供が3人ホッケークラブに入っているということは、つまりはほぼ毎週どこかへ送迎することになる。
そしてママ友は、あっちこっちで無償で色々な手伝いをしている。ホッケーの試合場で飲み物やスナックを売ったり、難聴の子供たちの会で会長役を受け持っていたり、人が困っていれば助けの手を差し伸べたり。
でもやりすぎて、数年前にバーンアウト症候群になり、3週間入院した。
今はやりすぎないように、また同じことを繰り返さないようにとても気をつけてはいるが、私からみれば今だにものすごく献身的にあれやこれや引き受けてるなって思う。えらいな、すごいなって心から思う反面、真似しようとは思わない。
なぜってそういうほぼ無償でやる役割ごとは疲れるし、人間関係面倒くさそうだし、私なら絶対に後悔する。
私は彼女ほど人間ができていないんだろうか。
器が小さいのだろうか。
私がいわゆる「いい人」ではないことは確かだ。
いい人ぶることはよくあるけれど、内心実はちっともいい人じゃない。
でもそれでも、自分自身の在り方を全否定もしたくない。
心のどこかで罪悪感はある。
あんな人になりたいなと思う自分と、自分のままでいいじゃんと言いたい自分がいる。
人のために無償で何かをするのが苦手だ。
家族のための役割さえ、役割分担が不公平だと感じたら腹が立つ。
もちろん子供たちが小さいうちは別だけれどさ。
でも基本的には何かをやってあげれば、何かをやってもらいたい。
ギブアンドテイクだ。
でないと利用された気分になる。
こんな私ですが、専業主婦やってます。
役職間違ってるよね、とよく思う。

散歩から戻ったら家中掃除機かけて、猫たちが汚した窓の拭き掃除をして、お昼ご飯は冷凍していたハンバーグでミニハンバーガーを作った。

「これ、冷凍してたハンバーグでしょ?」
冷凍ものに敏感な、というか残り物自体を食べたがらない旦那に言われた。
そうすると不思議なことに、それまでおいしいと食べていた子供たちも言い始める。
「あーそっか。なんか柔らかいと思った。」
旦那よ、黙って食べてくれ。
私には毎日3食新鮮な献立を作る精神力も想像力も忍耐力もござらん。

子供たちがまた学校へ行ったら、経理の勉強。
眠くて眠くて仕方がなかった。

一週間前にお腹ポッコリに絶望した私だが、対策としてまずやったことは、ユーチューブでお腹ポッコリ対策の運動を探しまくった。
そしてお腹ポッコリについてネットで検索しまくった。
そして加齢のせいだと読んで、筋肉の衰えのためにインナーマッスルが弱くなっていき、内臓が下がってくるために下っ腹がポッコリとなるのだと知った。想像すると、気持ち悪い。
そんなことが自分の体内で起こっているのだと思うと鳥肌が立つ。
しかし事実なんだろう。
対策は、筋肉を鍛える以外にない。
食事制限もすれば尚のことよし。
というわけで、先週から毎晩筋トレを始め、夕飯のあとはできるだけ何も食べないようにした。
人生で初めて、食欲を抑制する経験をした。

食事制限もダイエットも無縁な人生を送ってきたと言うと、人生勝ち組みたいな響きがしたり、羨ましがられたりするかもしれない。
食べたいときに食べたいものを食べられるってことは、本当に幸せだ。
でもこの幸せも、定期的に意識的に幸せなんだと自覚しなければ、幸せではなくなる。
ないものねだりに変わっていくのはあっという間だ。
憧れるのは、バストが大きい女性。
憧れるのは、胃が丈夫な人。
憧れるのは、無限に食べられる人。

私のバストは小さい。
私はよく外食を心から楽しめない。
なぜなら、一人前の食事が多すぎて食べられないことが多いからだ。
食べ物を残すのは好きではない。
食べることは好きなのに、たくさんたくさん食べたいのに、すぐにお腹がいっぱいになる。
ちょっと風邪をひいたり、胃腸炎になったりすると、すぐに体重が減りすぎて不健康に見える。そしてその減った体重を増やすのも一苦労だ。

この世の物事にはすべて裏と表がある。
どちらにフォーカスをあてて生きるかは、自分次第。

ああ眠い。
おやすみなさい。


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