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第5回阿寒の森間伐材アート展開催決定

前回「阿寒の森間伐材アート展」の話が出たので今日はその概要と宣伝をさせてください。

「阿寒の森間伐材アート展」は阿寒湖周辺の間伐材を使い、阿寒湖の作家が制作した作品の展示会です。こう言うと地元の木で地元の作家が作ってる美しくもよくありそうなお話に聞こえます。しかし、ここ阿寒湖は国立公園のど真ん中、そんな簡単な話ではありません。
ご存じの方も多いのではないかと思いますが、国立公園では勝手に木を伐ることはできません。もちろん私有地でもそれは同じですが、了承を得るハードルがものすごく高いので個人が国立公園の木で商売をするなんてことは普通にはあり得ないのです。

じゃあ、どうして?

阿寒湖には(一財)前田一歩園財団という法人があり、阿寒湖温泉を含む阿寒湖周辺の森林(土地)を管理しています。前田一歩園財団は阿寒湖周辺の美しい森を守るため長年森林保全に取り組んでおり、その中で間伐を行ってきました。この間伐材、これまではすべて製紙原料として活用されてきたのですが、最近になってその一部が地元の作家に提供されるようになりました。そこには前田一歩園財団や地元観光協会の尽力があったのですが、その話はまたの機会にしたいと思います。

こうして今では阿寒湖の作家が地元の木(阿寒の森の間伐材)を使って作品を作れるようになった訳ですが、制作した作品を前田一歩園財団をはじめご尽力くださった皆さんに見てもらおうと言うことで始まったのが「阿寒の森間伐材アート展」でした。
そしてこのアート展、今年も開催が決定いたしました!今年で5回目を迎える阿寒の森間伐材アート展ですが、今では作品と同時に前田一歩園財団の森林保全の取り組みを多くの方々に知ってもらう展示会として釧路市内で開催しています。私もそこに向けて全力で作品を作っていきます。

お近くの方、興味のある方は是非足を運んでみてください。

「阿寒の森間伐材アート展」
 期間:2023年12月6日~10日
 会場:釧路市生涯学習センターまなぼっと1F市民展示ホール

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