見出し画像

#009■少子化な日本にスポーツのシーズン制のスゝメ (その1)(全5話)

<なぜ北米のスポーツは強いのか>

野球の撮影とは関係ない話ですが、1本。

もう30年以上前の話になるけど、1991年にカナダはブリティッシュコロンビア州にある Stelly's Secondary School と言う高校に約10ヶ月間留学させてもらってた。

カナダ (と言うか北米のきっと多くの地域) では、日本の通年で1つの競技や活動を行うクラブとは違い、校内外のスポーツ部は季節毎に競技が変わるシーズン制となっていた。

新学年が始まる9〜12月前くらいまでバスケやバレー、ラグビーができ、その後に春までサッカーやアイスホッケーのシーズンとなり、春休み明けくらいから夏休み前まで野球やラクロスと言った感じだ。

小中高ともこんな感じで、スポーツが好きな子は年に2〜3のスポーツができる。練習もエエとこ週3くらいで、時間も3時間前後。日本とは比べ物にならない気楽なもの。

当然、ひとつひとつの競技レベルは同世代の日本のそれと比べて高くない。僕はバスケ部に入ったもののバスケ素人だったのでチームでは下だが、練習試合で戦った相手校にいたバスケ経験のある日本人は、技術力もスピードもあり、チームの中心的なプレーヤーとして試合をしていた。しかし彼とて日本では特段スゴいと言う訳でもなさそうだった。が、光ってた。

しかし、しかしである。カナダ人も多くがプレイするアメリカは、野球も、バスケも、アイスホッケーも、アメフットも、どれも世界最高峰だし、サッカーも決して弱い訳では無い。

球技ではないが、陸上も水泳も強い。

ガチガチに年がら年中やってる日本より、総合的に各競技のプロやオリンピックなどの世界大会で強い。

そのカギのひとつがシーズン制スポーツだと思えてならない。

その理由は、色々やれることと、やりすぎないこと、だと思う。

(その2へ続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?