一瞬先はなぞ
私は迷う人です。
迷うことは、自律神経に悪いのだそうです。
小学生のときから、東西南北がぱっと分かりません。
「西に進んでください」
などと言われると、
家の中で玄関(北)を見て立ったときの右手が東、左手が西、
と頭の中でイメージし始めてしまう。
地図をくるくる回すので、
家族は不思議がります。
―――
黒川伊保子先生によると、
脳の機能はみんな同じだけれど、
“とっさに”どの機能を選択するかは、人によって異なるそう。
①『空間認知優先型』の脳と、
②『コミュニケーション優先型』の脳がある。
①『空間認知優先型』の脳は、
自然に「遠く」まで視線を走らせ、空間の距離を測ったり、ものの構造を認知する神経回路を優先する傾向にある。
②『コミュニケーション優先型』の脳は、
自然に「近く」に集中して、目の前の人の表情や所作に反応する神経回路を優先する。
ヒトはどちらの使い方もできるものの、
“とっさに”どちらを優先するかは、あらかじめ決められているそうだ。
利き手があるように、
誰の脳にも〝利き回路〟があるとおっしゃる。
①『空間認知優先型』は男性に多く、
②『コミュニケーション優先型』は女性に多いそう。
私は、明らかに②だなとは思う。
ハードル走がほんとに怖くて、よく転んでいたし、
高跳びは下をくぐっていましたから。
ハードルって、引っかかって転ぶと痛いですよね。ほんとに体育イヤだった。
単に運動音痴というだけ…?
―――
歩きのときは、まだよいのです。
困るのは自転車のとき。
公共交通機関が苦手なので、片道8キロ程なら、チャリ移動。
心配なときは、
ポケットにスマホを入れて、ナビしてもらいます。
ポケットから大音量で、
「およそ200メール先、右方向です!」
私「次の道?それとも、その次??」
小さい頃はあまり迷わなかった。
近場だったからというのはある。
ただ今思えば、私が小学生のときは、地図といったら誰かの手書きでした。
手書きの地図は、角などの目印を書きますよね。
お花屋さん、本屋さん、犬のいる家など。
「目印の手前を曲がる」、
「目印から何本目」、だと困らない。
ナビでも、〜交差点と言われると大丈夫。
何メール先の道、だと、
とたんに“ハードル”が上がる。
―――
建物内でも迷子になってしまう。
すっごく気を付けていれば、
目印を見つけて覚えていようとできるのだけれど、
ふっと気が抜けていたり、
急いでいたりすると、
見ていないみたい。
迷っているときは、そのことに手一杯。目印のことなど頭からとんでいき、雲の上。
そして、帰りも迷う…。
きっと、
それを意識せずにできる(しやすい)人と、
意識しないとできない(しにくい)人がいて、
“とっさに” というのは、この違いを指すのかな。
―――
右、左が難しいという人もいます。
左右盲の方は、右と左は区別できるし、理解できているものの、“とっさに” 判断するのは難しい。
病気でも発達障害でもないです。
ナビや視力検査のときなどが困るそうです。
カーナビは画面で確認したり、
指差しで示すなどの工夫をされているよう。
私は左右は混乱しないのですが、スマホは困らせています。
「ピピッ」と鳴ったかな、と思ったら、止まらないとだめですね。
最近は、
「Uターンして、戻ってください!」
と叱られます。
私「ゴメンナサイ。」
スマホの地図は、
うっかり触ると違う場所にいっちゃうし、画面が動くし、いまだにうまく使えない。
どれだけ不器用なんだ。
紙の地図、買おうかな…
2024.3.19
方向音痴は、いくつかの要素が合わさっていると言われています。
私は迷う人ですので↓
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