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「あなたには軸がない」にどう対処するか

先日、部門長と面談していて、「軸がほしい」という話になった。
ここで言う「軸」とは「強み」と言い換えてもいいと私の中では推測している。そこで、今回は自分の強みやウリをどのように作ればいいのかを考察してみたいと思う。

ぶっちゃけた話、取り柄なんてほんとにわからない

恥ずかしながら、40を超えて私が何に強みを持っててどんなことで力を発揮できるのかということがよくわかってない。これは意外と多くの人が感じているのではないかと思っている。

先般、八木仁平さんの「自己実現」の本を紹介したが、この本もかなりの売れ行きであることからもどんな生き方をしたいか、どんな武器を持ってこの世の中を生き抜けばいいのかということがわかってない人が多い印象がある。

だから、第三者的視点でアドバイスが欲しくなる

これまた、ベストセラーというか、本屋に行くと必ず山積みになっている「ストレングスファインダー」という本がバカ売れしているのではないかと推測している。

この本の内容はともかく、付録で自己分析テストができる権利がついていてかくいう私もなんと3回もやっている。不思議なもので、結果はそんなに変わらない。このことからも「その人の表面的な部分」ではなく「その人の本質」をしっかり分析できる良いツールなのではないかと個人的には信頼を寄せている。

得意なこと ✕ 好きなことが最強

ストレングス・ファインダーで診断された強みをもとに、自分の好きなことをかけ合わせていけば自ずと進む方向は見つかってくるもの。でもそれって大学生やもっともっと若い人たちがやる手法なのかなという気がしている。

アラフォー世代の軸の見つけ方って?

なぜならば、私達の年代になると家庭をもっていたり、老後が心配だったり、親の介護が必要であったりとなかなか冒険しづらい環境が満載だから。正直、私の中では答えが出てないというのが現状。得意なことや好きなことを実務経験で積ませてくれるとは限らないからそれもまた枷になってる。

確かにパワポづくりやエクセルは人並みかそれ以上にできる、PCのトラブルシューティングや効率化も他の人よりはできる、でもそれだけ。パワポも会社が変わればお作法も変わる。使う言葉も会社が変わればルールが変わる。今まで培ってきたいい感じに文章を作る能力ってある程度応用は利くけど転職したらほぼリセットなイメージ。

これは派遣も同じ。派遣先の会社が変わればルールが変わるからリセット。議事録の名前は必ず役職名を正しく入れろみたいな謎のルールがあったり、変なローカルルールを身に着けた頃にはだいたい次の現場へ。

話はそれましたが、40近くになるとだいたいのことを大体のレベルでそれなりにできるみたいな状況になってるんじゃないかなと。そこからどのステータスをより伸ばしていくかということなのか?

気持ちいいことを探すのが近道か?

これはストレスなくやれる、この行為は長時間やっていれる、オフタイムも気づくとその事を考えている、なんてことがないかどうかをまずは探してみるのが良いと考えている。

web制作を体調が良いときに個人的に勉強していた時があり、レイアウトやCSSの記述がうまく行かないときに、通勤中の電車で解決策がひらめいたり、気がつくとそのことを考えていたりするみたいな状況が多かった印象。私にとって、「何かを作る」「何かを生み出す」→「誰かの役に立つ」というサイクルはとても気持ちが良くて、あとは関わる人が少なく、濃密な関係の方のみであれば更に仕事がしやすいと感じている。こりゃ、もう会社員で生きていくのはストレスしかないなとちょっと感じ始めている。

軸を見つけるヒント

私自身、軸があるのかというとそうではないですが、
・少人数と信頼関係を築く
・IT活用
・仕組みづくりしたり、効率化
・ていねいな仕事
・なにかモノを生み出す、作り出す
こういったことに快感を感じやすいかなと思うので、これとストレングス・ファインダーで出てきた特性を掛け算してとにかく得意を伸ばす方に全振りしたほうがこの変化の大きい世の中では生き残っていけるのかも。

軸が見つからなくて困っているのであれば、好きなことをまずはきちんと棚卸しすることと得意なこと、人からすごいねって言われることを棚卸ししていくことをおすすめしたい。

私は人との付き合いを最低限にしたいからとにかく一人で戦い抜ける力が欲しくてどうしても器用貧乏系になってしまうけどそれはそれで一つの個性だし、取得技術が高いってことだからこれも強みじゃないかなと思っている。

引き続きこのあたりの考察は続けていきたい。



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