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タンパク質の過剰摂取について

こんにちはprivate gym−7斉藤です!
今回はタンパク質の過剰摂取についてです!

トレーニングにもダイエットにも生きる上で必ず必要な栄養素のタンパク質。
たくさん摂ったほうがいいからと言っても過剰摂取はあまり良くないんです。
どういうことなのか説明していきます!

タンパク質に摂取量上限値は設定されていない。

毎日の食事は、タンパク質、脂質、炭水化物で構成されていますよね。
ここでは摂取量についてです。

まずは脂質。
脂質の過剰摂取は言うまでもなく体脂肪が増え、肥満のリスクがありますね。
血液がサラサラではなくなり代謝の低下や、動脈硬化のリスクもあがります。

次に炭水化物。
炭水化物は糖質と食物繊維の総称を言いますが今回で言うと注目したいのは糖質の方です。
糖質の過剰摂取は、肥満や糖尿病のリスクがあります。

しかし、タンパク質だけは例外に過剰摂取をしても大きな健康問題に繋がる可能性が少ないので、厚生労働省の食事摂取基準にもタンパク質の上限値は設定されていないんです。

沢山摂ったタンパク質はどこに行くのか

タンパク質=アミノ酸
体内にはアミノ酸プールというアミノ酸の貯蔵庫があり、代謝に必要なアミノ酸をいつでも使えるように一定量ストックしています。

しかし、ストックできるアミノ酸の量には上限があり、一度に大量のタンパク質を摂取しても、一定量以外は筋肉の材料にはならずに余剰分が発生します。

そして、余剰分のタンパク質はアミノ基(炭素成分)と炭素骨格部分というものに分離し、アミノ基のほとんどは体外へ排出されます。

炭素骨格部分はエネルギーとして使われたり、脂質や糖に転換されたりするのでタンパク質でも過剰摂取をすると体脂肪の増加につながるリスクがあるんです。

ただし、タンパク質は脂質や糖よりも食事誘発性熱産生(代謝の一つ)が高い。

その他のリスクは?

タンパク質過剰摂取のリスクは体脂肪増加だけではありません。

まず、肝臓、腎臓の疲労により体のコンディションの低下につながる可能性があります。

タンパク質の分解の過程で発生した有毒なアンモニアを無害な尿素に変換するために、肝臓が働き、その尿素を排出するために腎臓が働きます。
つまりタンパク質量が多くなればなるほど肝臓、腎臓に負担がかかるのです。

次に、タンパク質の過剰摂取で体内のカルシウムが排泄されやすくなるため、骨量の低下や骨粗鬆症のリスクが上がります。

最後に

いかがでしたでしょうか?
良かれと思って多く摂っていた方はドキッとしたのではないでしょうか。
体を強くする為に摂って骨粗鬆症なんて勘弁してほしいですよね。

タンパク質も脂質・炭水化物同様、無駄なく適量を摂取することが大切ということですね!

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