見出し画像

【66日目】所謂「キャリアウーマン」は結婚を諦めないといけないの?

こんにちは、みにゃです。

私は入社してから丸〇年、ずっと以下二つの「私」に板挟みになってきました。

「女性である私」と「総合商社総合職(=営業職)である私」

今時、まだこんな事で悩むの?なんて思う学生の方もいるかもしれませんし、ベンチャーで働いている女性もそれは昔の事だと思うかもしれません。

でも、未だにこの段階にいる日本の企業は珍しくないのだと私は思っています。

私はまだ大きなライフイベントも経験していない若輩者ではありますが、入社から現在までで自分なりに考えた「女性のキャリア形成」や「私らしい働き方」について、つらつら書いてみようと思います。

■弊社の現状

まだまだ男社会な日本の、さらに男社会が色濃く残る古い大企業。私の代の営業職の男女割合は100:30程度で、そこに事務職(女性のみ)が20入り、結果的に全体の男女比100:50くらいになっていました。

社会全体のトレンドもあり、今後も、少しずつ女性営業職の割合は増えては行くと思いますが、ちょっと上の代をみれば100:30どころか120:10の時代も珍しくなく、さらにキャリアを続けられずに転職していく女性も多いので実質的には145:5くらいになるんじゃないかと思っています。

■女性のキャリアパスって何?問題

そのような中では、女性のキャリアパスって雲を掴むような話なんです。だって、前例がいないんですから。

女性営業職として頑張ってくださった上の世代の皆さま(感謝してもしきれません)が、現時点でどうなさっているかというと、大体以下のようなイメージです。あくまでも私の肌感ですが。

パターン①:仕事に邁進!プライベートは二の次でガンガン行こうぜバリキャリタイプ
パターン②:仕事もプライベートも両取り!駐在?かかって来いよスーパーウーマンタイプ
パターン③:男社会でも何とか生き残ってやる!命大事に省エネタイプ

①バリキャリタイプの方は、仕事量も接待も出張も駐在も全て男性社員と同等(か、もしくはそれ以上)でご自身のキャリアを開拓されてきた方です。出世も男性と同じスピード(か、もしくはそれ以上)でされ、早い方だと課長クラスになられています。世間がイメージする「バリキャリ」はこのパターンの方だと思います。

プライベートでは独身貴族を謳歌され、かっこいい趣味をされているな~と感じます。パンツスーツが似合うし、ワイングラスも似合う。
その一方で、男性社会で揉まれに揉まれ、苦労されてきたので、後輩からはちょっと怖がられていたりします(職場では、ですよ)。かく言う私も、①の方に仕事の悩みを相談したりはできません(笑)

②スーパーウーマンタイプの方は、バリキャリタイプの方同様に仕事に邁進されてきた上に、プライベートでのライフイベントもこなされているまさにスーパーウーマン。海外駐在へは、パートナーを日本に残しお子さんを連れて1人で行かれている方の話も聞きます。女子学生向けのセミナーで登壇されているのはこのタイプの方が多いですね。

こういった方は、基本的にはご両親やパートナーの方の協力体制がしっかりされている印象です。パートナーが在宅ワークや自営業の方というのは良く聞きます。あとは専業主夫とか。スーパーウーマン、つまり「特例」なので、正直参考にするのは難しい気もします…私にはできる気がしません…

③省エネタイプの方は、弊社では少数派ですが、プライベート重視で働かれています。育休・産休・時短勤務など、大企業の充実した福利厚生をフルに使い、出世には特に興味無し、という潔い方が多いイメージです。

上記3タイプの中だと、私が目指せるのは③省エネタイプかな…と思います。現実的に考えて①と②は厳しすぎるのと、特に出世への強いこだわりは無いからですね。

かなり乱暴にパターンを分類しましたが、現状「女性営業職」が目指せるキャリアってこのくらいしかないんです。入社してからしばらくしてこの事実に気が付き、私は愕然とした覚えがあります。え、「普通に頑張って仕事してスキルアップも目指して、結婚して子供持って育児して、そして快適な老後を送る」っていう男性社員には簡単にできる事が、女性になったとたんこんなに難しくなるの!?

しかも、マネジメント層がまだまだ男性ばかりのため、この事実というか現実を理解してくれない!男性社員と同じようにマネジメントしようとします。いやいや、(まあ結婚は男女同様だからいいとして、)出産・育児初期ってなったらどうしたって女性はブランクできちゃうんだからもう少し考えてくださいよ…というかマネジメント層を教育してくれマジで。

現状の日本社会(まあ弊社ですね)は、キャリアウーマンに「結婚するな、子供産むな、もしくは仕事での出世はもう諦めろ」と言っているようなもんですよ。

■私はどうすべきか

さて、文句を言っていても仕方ないので、じゃあ私はどうするか、を考えたいなと思います。「私らしいはたらき方」ですね。

一番良いのは、③省エネタイプでありつつ、スキルアップもして、あわよくば自分の地位を確立したいなと思っています。※ここで言う地位というのは、必ずしも出世を指すわけではありません。

話は逸れますが、「出世欲」と「向上心」は分けて考えるべきだと思っています。もちろん、向上心があってかつ出世欲がある方もいらっしゃいますが、どちらか一方の方もいると思うんですよね。「出世欲」と「向上心」は別物です。そして私には前者が無いという事に、入社してから気が付きました。

私は子供が好きなので、自分で産むか産まないかは別としても、子供は欲しいと思っています。あと、温かい家庭への憧れもあるので、アラサーになって結婚もできればしたいと思うようになりました。
それと同時に、やっぱりビジネスパーソンとしても立派になりたい、きちんと仕事をしていきたいとも思っています。地位の確立と言ったのは、頼られる存在になる、という事に近いです。

そもそも、私は主婦向きではないので、仕事のする事でしか自分の存在意義を見出せないんです(笑)料理も掃除も洗濯も苦手かつ好きではないし、そんな大変な事をするくらいなら自分で稼いでプロにアウトソースしたいんです。

■私が目指すビジネスパーソンの姿

では頼られる存在になるにはどうしたらいいのか。それは色んなスキルやキャリアパスのかけ合わせで、自分の価値を高めていくしかないと思います。

ここで、私が思う「現時点でのビジネスパーソン必須三大要素」を書きたいと思います。

1.営業力:単なる物を売る力だけでなく、自分を売り込む力もコレです。
2.経営力:経営者の視点で物を見るようになれる事だと思っています。
3.ITスキル:今やビジネスにITは欠かせません。最低限の知識は必要です。

1~3を掛け合わせる事で、自分の価値が高まっていくのだと考えています。現時点での戦略は以下の通りです。

1.営業力⇒営業部に所属している今、業務の中で磨く。(ある程度達成)
2.経営力⇒座学も必要。中小企業診断士の資格にチャレンジ。
3.ITスキル⇒ITパス合格、自分から情報をキャッチしたり、本で吸収。

営業力については、丸〇年部署で経験してきたことで、新卒の頃よりはできるようになったと思っています。これは引き続き磨いていきたいスキルです。人生でずっと必要になってくるはずです。

経営力やITスキルは座学やOFF-JTが必要になってくると思います。今は資格の勉強や本を読むことで知識を蓄えている段階です。次の異動先は、2か3が身につくような部署にできれば行きたいなと思っています。

■私らしいはたらき方とは(まとめ)

「女性である私」と「総合商社総合職(=営業職)である私」の板挟みで働いてきた私ですが、結局は「自分の価値を高めて必要とされる私になり、たとえライフイベントでブランクができたとしても、職場復帰したら活躍できるようになる」というのが一番大切かな、と現時点では感じています。

もちろん、いつかは「仕事かプライベートか」という究極の問いに立たされる時がくると思います。例えば、重要なポストに就く話が出たときに、妊娠した!ってこともあるでしょう。

でも、そしたら私は迷わず「プライベート」を選択します。同世代にはこの価値観分かってもらえると思いますが、仕事だったら替えがききますが、妻・母である私って誰にも替わってもらえないじゃないですか。だったら替えがきかない方を選ぶ。この優先順位だけは間違えないようにいきたいです。

キャリアウーマンが、仕事も家庭も両取りして何が悪い!
絶対幸せになってやるからな!!!!!!

以上、お付き合いいただき有難う御座いました。

この記事が参加している募集

業界あるある

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?