光速停止

速い スピードが
光速と言って差し支えないだろう
誰も咎める者はいない
速すぎるからね
振動もないから
止まっているようにさえ感じる
誰かが教えてくれなければ
誰も教えるものなどいない
速すぎるからね
衝撃とともに停止することは避けたい
ゆっくりと 時間をかけて まるで卵が孵化するように ゆっくりと 風のはじまりから カーテンを揺らすまで 一瞬のように ゆっくりと 時を駆けて ゆっくりと 止めようと思う

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