一瞬

一瞬

急な旋回に驚き
思わず尻もちをつきそうになったんだ
いや、いまなっている最中だ
出来ることなら
余裕を見せたいよ
スローモーションになる景色
手を伸ばしたはずが
指先から溶けていくように
力が抜けて
お尻の先は
ヨセミテの大地が広がるかのよう
ならば身を委ね
無限や永遠が広がる頭上を見つめる
君は驚いていた
いまは笑っている
僕はずっと目を開けていたはずなのに
君は驚いていた
いまは笑っている
僕はずっと目を開けていたはずなのに

#詩 #現代詩 #自由詩 #一瞬 #旅する日本語 #恋草

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