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1095/1095.ここは、愛し、はたらき、与える場所 / グランドフィナーレ


「1095 / 1095.」。

きのうまではほとんどなんの感情も感慨もわかず、のうてんきにショップ店員の悪口など楽しく書いていたけれど、今日おうちに帰る途中に夜桜を見上げていたら、「今日で、最後だ」という気持ちがぐっと込み上げてきて、たまらなくなった。

3年前の桜の季節にはじまったわたしの「3年間毎日note」が、やっぱり桜の季節に終わりを迎えようとしていて、どこかに入学した覚えもないものの、確実にわたしは今日、どこかから卒業するみたいである。
いったい、どこから。

わたしがこれまでに、ほとんど注意を払ってこなかった「わたし」という存在。
わたし自身が見切りをつけ、見限って、可能性を見出してこなかった「わたし」という存在を、育て直して鍛え直すトレーニングが始まったのが、3年前の今日だったのかな、と思っている。

わたしがその未来も可能性もなにひとつ信じてあげられなかった「わたし」という存在って、生まれてこの方なにもできなかった。これからもなにもできずに、このままずっとずっとなにもできないまま終わるのだろうと、持て余していた存在だった。
わたしはわたしでいることが心底いやだったし、絶望していたと思う。

けれども今となっては、こんな心強い味方はいないよな!と思えるまで育ってくれた「わたし」なのだった。未来は白紙で、可能性も無限で、どんどん進んでいこうよ、自分。って、そんなふうに語り掛けられる日がくるとは思わなかった。
100日でも500日でも足りなかったかな、と思う。
1000日オーバーは、わたしにとってはちょうどよかったな。

なにごとも1000時間超えると次元が変わるよ、と言われたことを覚えている。
毎日とほぼ毎日では、その効力は1000倍違うんだ、と言われたことを覚えている。

不思議なもので、今日で最後だと思うと心のどこかで「もっとやれたんじゃないか」という気持ちになってくる。でも、全力だったしベストを尽くしたし、悔いなし!という感じかな。

なにより、毎日20時過ぎから22時、23時までワークスペースにこもってしまって、会社から帰ってきたハチとろくに話もできず、なにか聞いてほしそうな子どもたちもピリピリして寄せ付けない、という3年間を過ごしてしまったので、ちょっと当分は彼らに恩返しというか、のんびりと一緒の夕べを楽しみたいな、と思っている。

今日は浮かれてスパークリングワインとおつまみをいっぱい買い込んで帰宅して、早々にハチに「今日で3年目なんだー!飲もう!!」とお風呂場まで押しかけていって、ぐいぐい飲んだ。

ねえ、なんか書いてよ!君もわりとnoteに登場しているからさ!と言ったら「迷惑でした。って書いておいて」とか言われて、わたしたちは相変わらず口ゲンカばっかりだ。でも、家族の理解と協力なしではぜったいにできなかったことだったので、しばらくはほんとうに、心から彼らに尽くしたいなと思う。

だれからも特に注目されることなくバズることなく、地味にたんたんと続けただけのnoteでしたが、何百人という方からフォローしてもらえたのは、ほんとうに嬉しいことでした。書く喜びというものは知っていたけれど、わざわざ「フォロー」というボタンを押してくださった方たちには格別の想いがあるし、その方たちのおかげで、書かせてもらう喜びとか、読んでもらえる喜びというものがあったです。

このnoteのタイミングと、ライティング・ライフ・プロジェクトが生まれたのがほとんど同じタイミングで、このふたつの取り組みがわたしにとってのエポックメイキングな出来事だったことに間違いはなく、このふたつを通じてわたしは「与えること」と「捧げること」を、自分の人生に取り入れたかったんだな、と思います。

いつももらってばかり。受け取ってばかり。はたまた奪うだけだった「くれくれちゃん」の自分の受動意識というものを、「創って」「与えて」「捧げる」という能動意識にシフトしていく訓練をしていた、かけがえのない3年間だったのだなあって。

どうしても、どこを探しても見つからないけども、わたしに深く影響を与えた言葉というのがあって、それが「ここは楽園ではない」から始まる一節で。

「ここは楽園ではない。ここは、愛し、はたらき、与える場所なのだ」


みたいなニュアンスの言葉だったんだけれど、出典は忘れてしまった。ネイティブアメリカンの言葉だったのかもしれない。詩や散文だったかもしれない。けれど、わたしの中でくっきりと刷り込まれ、「そうか。ここは、はたらき、与える場所なんだな」と理解した。

そういう意味では、わたしはけっして楽園ではないこの世界で、はたらきたかったし、与えたかったのだと思う。だってわたしはこの地球にそれをしにきたんじゃん?と思うから。なので、生まれてはじめてといっていいくらい、この3年間はただただはたらき、与える。ということをやってこれたなあと思っている。

でもできれば、もう少し文章がうまくなりたかったなあ!
自分が思うような魔法を散りばめられるようになりたかった。そのへんはまだまだだし、それについてはますますこれからだな、とも思う。

というわけで、毎日更新しつづけたこのnoteもいったんこれにておしまいです!
この先のことは特に決まっていなくって、とりあえず明日はお祝いということで、旅友りかさんと横浜のホテルでお祝いしながら、だらだらとキリンチャレンジカップを見る予定。

「ヤバい、note書かなきゃ!」がない、初めての日を迎えるわけで、どちらかというと明日のほうがわたしドキドキしています(笑)。
だいじょうぶかな、note、書かずにいられるのだろうか 笑。

今日まで読んでくださったみなさま。スナックみおに足を運んでくださったみなさま。
ほんとうにありがとうございました。
そして「さめじまが1095日毎日noteを達成する!」にbetしてくれた方々~、やりましたぜw。
あなたの夢ももれなく叶うでしょう。叶ったらぜひ教えてください。わたしはわりと「叶ったよ」が聞きたいタイプの耳なんです。

それではいつものようにシメのあいさつ、いきましょう。グランドフィナーレですので盛大にお願いしますね。せーの、

あんにょーん!!


追伸:
わたしの最後の砦(エッジ)、コメント欄!
コメント欄あるのにだれからもコメントがこなかったら軽く死ねるという恐怖のあまり3年間封印しておりました。。が、今日この記事に関してはオープンしてますので、サポートくれとは言わないが〜笑、なにか最後に一言コメントいただけたら、明日ウェスティン横浜で飲む酒が激ウマになりめちゃくちゃ嬉しいです!


文章を書いて生きていくと決めました。サポートはとっても嬉しいです。皆さまに支えられています。あと、直接お礼のメッセージを送らせていただいておりますm(_ _)m