【お題】満塁アバランチについて
ついに自分の脳みそでエッセイのテーマを考えられなくなりました。
これはお題箱からテーマをもらって思いつきの文章を書かせていただくという他力本願な企画です。
お題をくださった方、救いの手を差し伸べていただきありがとうございます。
お題
論
はかせ!『満塁アバランチ』ってなんのこと?
日本のプロ野球(NPB)において2025年4月から適用予定の新ルールじゃよ。
野球ってのはご存知のとおり、2チームが攻撃と守備に分かれて点を取り合うゲームじゃ。
野球には従来から問題点があってな。それは点数がなかなか動きづらいんじゃ。
打者を一巡させるのは大変じゃ。ホームランみたいな一発もあるが、試合にそうたくさんでるもんじゃないぞい。
なのでバスケやラグビーのように試合展開が激しくなりづらい。中には一点も動かない投手戦なんかもある。
そうした攻防を固唾をのんで見守るも楽しみのまあ1つじゃが、やはり贔屓のチームにはたくさん点をとって欲しいもんじゃな。
そこで考案されたルールが「満塁アバランチ制度」じゃよ。
野球ではすべての塁に走者がいる状態を満塁と呼ぶぞ。このとき、従来のルールだと走者を新たに出すチャンスがなければ得点にはつながらないぞい。
しかし新制度だと満塁になった瞬間、ベンチの選手が全員走者となって塁に突撃しても良いんじゃ。
ボーナスタイムじゃな。
白いユニフォームを着た選手たちが一斉に塁に押し寄せる。これが雪崩(アバランチ)のようにみえることが『満塁アバランチ』の名前の由来じゃよ。
一度、満塁アバランチが始まったら守備側はすべての走者をタッチアウトにしなくてはいけないぞい。
しかしそれだと守備側が不利すぎる。走者がたくさんいるのに、タッチアウトに使えるボールは1つだけじゃからな。当然じゃ。
なので守備側は走者を止めるためにアウトロー集団・アバランチの力を借りても良いことになっとる。よくわからん人はフジテレビのドラマを観ることじゃな。
ま、簡単に言ってしまえば『暴力で止めても良い』ってことじゃよ。
素手で殴ってもいいし、道具を使ってもいいぞい。この間だけは司法の手が及ばないぞい。基本的人権という単語はいったん忘れるといいぞ。
満塁アバランチが発生したらもう終わりじゃ。人間はただ己の領域を守るために本能的に闘う獣に成り下がるんじゃよ。これが人間の本質とでも言わんとばかりのルールじゃな。
すべてを無にする雪崩のように、満塁アバランチのあとにも何も残らん。
思い返せば人間はこんな生産性のない営みばっかり繰り返しておる。歴史から学ぶことはできないんじゃろうか?戦争・紛争・汚職、なぜこれらは絶えない?もう飽き飽きじゃ。
人間が赦される道はただ一つ。
終わりにするしかないんじゃよ。圧倒的な暴力を持ってして。
満塁アバランチは、そんな真理を体現する制度というわけじゃ。
※諸説あります
こんな感じで、お題にたいして思いつきをつらつらと述べてみたいと思っています。どんなお題でも、文章じゃなくて単語ですらよいので、ぜひ投げてみてください。
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