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着物姿に、騙されるな!

チビは今日、サッカーの試合です。
私は朝から着付教室へ。

私は勤務校の授業では
楽な半幅帯なのですが、
着付教室へは
お太鼓をしていかなければ
ならないので
少し、気が引き締まります。

普段はラフに着て
着付教室へは
しっかりと、礼装に近く。


このギャップが
気持ちいいのよね。


と思ったのですが、
昨晩から今朝まで
案の定バッタバタで、
結局、名古屋帯も
いつものもの😅


随分とラフに
締めてしまいました。

↑いろいろと
 教室で注意されました😅


 いや〜ん💕もっと叱って〜ん💕

※ナゾのMオンナ。


この帯の日本的な色合いが
とても好きなのです。

ラフに締めすぎてシワがよってます。
着物は経節(たてふし)紬。


写真だとうまく
写らないのが残念ですが。


最初は黒だと思っていて
10年以上前かな、
恩師に
「黒がちょっと色褪せたみたいです」と
お話したら


「あなた馬鹿ね!
 それ緑じゃない‼︎」と
叱られた
いわくつきの帯。


この叱られた記憶が
何故か気持ちいい。

※やっぱりM。


この、黒のような
緑のような不思議な色を出すのに
職人さんはきっと
苦労したでしょうね、と
お話して下さいました。



以前、
川ノ森千都子さんに教えて頂いた
こちらの
「日本の伝統色 和色大辞典」で
見てみましょう。

※千都子さんはnoteをお休み中なので
 呼び出さないようにしておきます。


いちばん近い色は
百入茶、かな。

日本の色って
深みがありますね。
どうして百入茶なんて名前になったのか
調べたら楽しそうです。


さて今日はマンツーマンでした。
私の現在の担当である主任の先生は
いつ見ても
きれいなひと。


10年以上前から
存じ上げておりますが、
ばあば世代でも
圧倒的に美しいです。


伸びた背筋。
美しい所作。
可愛らしい笑顔。


今日はその他に
私が免許を取るまで
恩師のアシスタントとして
教えて下さった先生が、
今はご自分の生徒さんを
持たれていて
少し、教えて下さいました。


免許なんて取ったって
教わることばかり。


こちらの先生はいつも
日本的な結髪が美しく
優しくしっとりとした
美人さんです。


恩師の先生は今日は
いらっしゃいませんでしたが、
上品なひと。


心の中まで美しくて
教え方、生徒の導き方も
私が一番に尊敬する先生です。


ダンナが以前
着付教室の大会で
先生方一同を見て
私の恩師がいちばん上品だ、と
言っていました。



着付教師は美人が多いな、
と思っていたのです。


立ち居振る舞いや
内面から溢れる美しさが
滲み出ることも
あるのでしょう。


あやかりたいと
思っていました。



ところが、いつだかの年末。


教室の大掃除をしているところに
私が出くわしたことが
あるのですが...


ドッタンバッタンの
大掃除中。


「ちょっと〜!
 それ取りなさいよ〜‼︎」

「あなたもっと
 そこ上げて‼︎‼︎」


響く大声。


何やら知らない
オバチャン軍団が
ヨレヨレデニムとTシャツで
大股でバタバタと
掃除しております。


業者の方?


すると、
私に気づいた1人のオバチャンが


「あら?みおいちちゃん。」

と声をかけて下さいました。


「えっ???」


だ、誰??????


え〜っ‼︎‼︎


しっとりアシスタント先生でした。



よく見ると、


よ〜く見ると、


そのオバチャン軍団の中に
上品な恩師も

可愛らしい主任先生も
まじっておりました。


だ、だ、誰?

本当に誰???


普段、騙しすぎ‼︎


着物で美女度は
超絶上がるんだ、という
先生方に言ったら殺されそうな
ヒミツのお話でした😅

ありがとうございます!頂いたサポートは美しい日本語啓蒙活動の原動力(くまか薔薇か落雁)に使うかも?しれません。