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【ふりかえり】エンジョイ!パフォーマンスピクニック

はぁぁーー!濃いぃ1日だった。
ピクニックに出掛けたら、
絵画や芝居や音楽に出逢えちゃう。
そんな贅沢な1日を、美術館でご一緒しました!
アコーディオンとトーンチャイムを引っ提げて、
アーティストとして参加しました♪

この記事は、わたし個人の目線でこの一日を振り返るとともに
ここで得た閃きをみなさんと共有することを目的としています。
やってみたいこと、いろいろ浮かんだよ!


※パフォーマンスに徹していたので、まだ記事に写真を反映できません。
観ていた方がいたら、動画や画像をお寄せいただけるとうれしいです。

一緒に奏でる

開館と同時に、行列をなした八戸市美術館。
10時になると、じわじわと室内芝生ひろばが人で埋め尽くされました。
人と人の間を縫って、プラカードをもったアーティストが歩きます。

あなたの気分を奏でませんか?

「あなたの気分を奏でませんか?」と書かれたプラカードと、
トーンチャイムのセットをもって、
ジャイアントルーム内を練り歩きました。
「はーい!奏でます!」と手を挙げてくれたところに楽器を運び、
「いまの気分はどんな感じですか」と聞きながら
和音をチョイス。
「おいしーーい気分!!」と、ピザを食べながら言ってくれた男の子、
可愛かったなぁ。
一人一本、トーンチャイムをもち、
一斉に鳴らしたり、順番に鳴らしたり。
試行錯誤しながら、ご家族やご友人同士の音楽をつくりました。
鳴らしていると、「なにやっているのかな」と集まってきてくれる人もいたりして、
気がついたら大きな輪になっていました。

キャッチボール、しませんか(音で)

ピクニックといえば、キャッチボール!
音を相手に投げたり、架空の的に当てたり。
キャッチボールに飽きたら、おにごっこのように音をおいかけたり。
ピクニックで遊ぶボールが飛んでいるのをイメージしながら
音を集合させてみました。

共鳴するって気持ちいい

「ただ音を重ねているだけなのに、こんなに単純なのに、
なんでこんなに気持ちがいいんだろう」と
つぶやいてくれた女性がいました。
共鳴して、一緒に響き合っているから、気持ちいいんだよね。
単純な音の集合でも、十分、おんがくとして、人の心を動かす実感がありました。

アーティスト同士のコラボも贅沢に

詩の朗読に、即興音楽を這わせる

今回、八戸で詩人、画家、ジャズ・バーのマスター等マルチに活躍した
大久保景造さんの企画とのコラボで
景造さんの詩に、おんがくを、という企画が立ち上がりました。
言葉と音楽との関係。
終わって振り返ると、「乗せる」でも「合わせる」でもなく
「這わせる」がぴったりくるなあ。
上下関係なく、ぴったりと重なるというほどの近さもなく
でもそれなりの近い距離を保って、一緒に進行する、というイメージ。
言葉に集中して音に反映させる集中感、ものすごい緊張が漂っていました、、、が!
そこで、うちの娘が登場して一気に和んでしまいました(笑)

即興ダンスに音楽をのせて

ダンサーのステップに載せて、音楽を奏でる試みも。
「敢えて合わせない」という選択肢も残しつつ
合わせたり、合わせなかったりと試行錯誤をしてみました。

たまにはチルアウトミュージック

出発前のことでした。
「え、なにそれおもしろそうじゃん。俺、呼ばれてないんだけど」
とギタリストの夫。
ええ、誰も呼んでません(笑)
「もしよかったら、ギターもって遊びに来る?
 電源あちこちにあるから、好きに弾いたらいいよ。
 もしなんだったら、今日合わせる予定の詩、
 暗い内容で、あなた好きかもよ?」

人が集まる場が苦手な夫。
夜のピクニックを模した、暗い焚き火のひろばで
ギターを弾いて過ごしました。
手が空いたタイミングで、私もジョイン。

ついでに、詩の朗読もジョインしました。

その時他のアーティストは…

魔法使いを召喚して、魔法をプレゼントします! しばやまいぬさん
たぬきが占います 福田毅さん
あなたの言葉を踊ります 磯島未来さん
駄菓子販売中! 居間theatreさん
今日の一枚を撮影します 蜂屋雄士さん
大久保景造の絵を近くでお見せします 学芸員 大澤苑美さん
野生のバナナについて話します 学芸員 高橋麻衣さん
等。
書ききれないくらいユニークなプラカードがジャイアントルームを動き回り
ました。

「ジャイアントルーム開拓団」の復活を望む

イベントが終わって真っ先にご連絡いただいたのが
ジャイアントルーム開拓団でご一緒した方からのメッセージでした。
(私、この企画の事務局やポスターデザイン等を担当していたのです)
「今回は行けなかったけど、
 ジャイアントルーム開拓団の復活を目論んでいます!」
「復活したら、アーティストの表現の場もつくりましょう」

そこに居合わせる人たちが、それぞれやりたいことを
公共の場でやってのける。
カードゲーム、お茶会、ネイルアートから、太極拳、楽器演奏まで。
それぞれが気持ちよく共存して、のぞみを叶えていく場は
活気と熱気に満ち溢れていました。

その熱気の渦のなかに、
アーティストと市民(?という言い方が適切かわからない)が
対等な立場で共存し、
表現とも生活ともつかない何かを共有していく。

表現の意味とはなにか
表現の背景や根底にあるものを育てていく場が、
もっと必要なのではないか

オトノワコネクトの課題感にも、向き合うチャンスが生まれそうです。

とにもかくにも、楽しかった!

パフォーマンスピクニックで出会えたみなさんとの再会を
心待ちにしています!
またどこかでご一緒できたら、声をかけてくださいね。

美術館からのご依頼は、工芸のおんがく以来でした。
やっぱり、分野の横断はワクワクします。


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