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心のダムがぶっ壊れた初任者。

書く習慣1ヶ月チャレンジ9日目のテーマは
「最近泣いたこと」

おそらくだが、ここ1年は泣いた覚えがない。今年度はたくさん笑うことが出来たように思う。できることも増えたし、自己有用感も高まってきた。

けれど、昨年度は無力感と罪悪感に苛まれ泣くことも多かった。上手くいかないと全ての歯車が崩れ始め、何もかもが滞る。日中は子供に怒ってばかり、放課後は疲労感で何も手がつかず、何かあれば保護者対応の電話ばかり。気づいたら夜の8時でそこから仕事を始めるという日々が続いた。感情はぐちゃぐちゃ、なぜだかわからないけど涙が出る。心のダムはぶっ壊れて、感情がダダ漏れして、変な状態だったように思う。

極めつけは修了式の日。子供たちにせめて1年間の感謝をと、在り来りで大したものでは無いが賞状を作った。一人一人の良いところを𓏸𓏸名人(あいさつ名人とか)書き込んだ。その日は徹夜だった。

子供たちに賞状を渡す時、異変が起きた。10人目あたりから、ずっと涙が止まらないのだ。今まで教室で子供たちの前ではほとんど泣かなかったのだが、その日ばかりは隠しようもないぐらい泣いてしまった。

放課後、指導員の先生に謝り、補助員の先生に謝り、その間もずっと泣いていた。まあ大人がこんなに泣くのかってぐらいに泣き続けた。

あの日以来、多分職場では泣いていないし、なんならそれ以外の場所でも多分泣いていない。その日に一生分の涙を流しきったのかと思うぐらいに。

いつか、あの1年目があったから自分はここまで来られたと言えるようにならなければいけない。そうでなければ、泣きながら戦った自分も、泣き虫な初任者に精一杯着いてきてくれた子供たちも浮かばれないだろう。

おわり




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