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30-DAY SONG CHALLENGE DAY-5

DAY 5
大音量で聴きたくなる曲

Monolith/Clossfaith

4日目に泉まくらを聴いていた人間が、5日目にして突然Clossfaith聴いているの意味分からないかとも思うんだけれど、我ながら自分らしいなあとも思っている。
その日の天気や予定によって聴きたい曲なんてバラバラだし、客観的に見たら情緒不安定なくらいが最高。

Clossfaithを初めて聴いたのは15.6歳頃だったか。
あの頃の新しい音楽との出会いは、SNSで同じ音楽の趣味を持つ人が集まるコミュニティ内でのオススメが多かった。
気になったものはYouTubeで聴いてみて、ハマればTSUTAYAさんでCDを借りWALKMANに入れて数え切れない程聴いていた。
(全く関係ないけれど、TSUTAYAにさんを付ける人は信用できる。 )
じっとしていられないような高揚感に自然と上がるボリューム。
音楽は世界と私との間のシールドのような役割を果たしてくれていて、ボリュームを上げると防御力も上がる気がした。
イヤホンで耳を塞ぎ、そこから音楽を流せば私を守るシールドが出来上がることが心強かった。

4日目までとは全く違うジャンルの所謂ハードコアやメタルコアと言われるような彼らの楽曲の大部分は何を言ってるかも分からないシャウトが占めている。
英詞だし尚更何言ってるか分からない。
元々歌詞はあまり気にせず音楽を聴いていたからClossfaithに関してもただただその楽曲の格好良さに惹かれた。
何言ってるか分からないようなバンドは、改めてちゃんと歌詞を意識すると実は暗い歌詞が多かったりするけれど、このMonolithも冒頭から

I lost my place in lives
(自分の生きる場所を失った)

って暗すぎる。

これは私がずっと言っていることなんだけれど、「隠キャのやる音楽が1番エモい。」
痛みや暗さを知っている人から出てくる音楽は、他の誰かの見えない振りをしてきた痛みにまでちゃんと届く。
普段どうにか社会に馴染んで生きて、ライブでしか味わえない、感情が解放される瞬間を私達だけは知っている。
攻撃的な音に乗って内側から感情が飛び散っていく感覚を私達だけが知っている。

いつになったらライブハウスであの感覚を味わうことができる世界が来るのだろうか。
ステージから人が飛んできて、人が人の上を転がり、フロアではキチガイみたいな人が暴れる。
バカしかいないあの空間が大好きだよ。

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