見出し画像

流行り言葉

 ボディビルダー・YouTuberとして活躍しているなかやまきんに君を知ったのは、みなさまの予想通り息子(15)からです。

 どっちなーんだい?

 と言われてそれが「なかやまきんに君」の持ちネタだと知りました。

 「なかやまきんに君」のことはなぜか知っています。
 彼は『仮面ライダーゼロワン』に出ていたから。
 ゼロワンでちらっとだけ観ただけで、きんに君のことは情報として知っているだけでしたが。

 おいっ!この筋肉!
 やるのかい?やらないのかい?

 どっちなーんだい?

 これが意外と、日々使ってしまうワードで驚いています。

 きんに君には

 パワー!

 というのもありますね。

 私なんかは、パワーと聞くとうっかり『チェーンソーマン』のパワーちゃんを思い出してしまうのですが(10月から深夜枠でアニメ化)。

 なにかにつけて、うっかり言ってしまうというのは、比較的長持ちするネタの特徴ではないかと思います。

この「最強ワンフレーズ」というのは、簡単そうでそう簡単にできないものの一つではないか、と思うのです。

 あるときふと、自分でもこのワンフレーズを作り出せないか、と思いました。53歳既婚更年期真っ只中主婦がなぜそんなことを突然思ったのかわかりません。

 ところがこれが、あなた。

 日々頭をひねっても、全然、浮かんできません。

 浮かんできたとしても、全部ボツ。つまんない。
 素人が思い付きで考え付くことなんぞ、本当につまらないのだな!と自分でも呆れました。

 そこで、とにかく日々口にしている(というか、私の場合ひとりの時間が長いので、心の中で呟いている)フレーズを出してみることに。

 あーつかれた 
 しんどい
 もーやだ
 なんなのー
 まったくもう

 すみません。もうやめます。
 ネガティブワードのオンパレードでした。

 我が家の若い人代表、息子に聞いてみることにしましょう。

 だる

 そうじゃなくて、もっとないの?
 なんかさ、こう、お笑い系のフレーズだよ。なんか。

 だるだるだる

 息子はそういうと、行ってしまいました。
 
 後から聞くには、どうやら「だる」は彼なりの返答で、彼が今気に入っているYouTubeの中で使われてる言葉のようでした。

 思春期というのも、どうもネガティブワードに引き寄せられるようでこれまたよろしくない。

 私と息子が家にいると、どう転んでもネガティブワードの応酬になるのは必然という気がしてきました。

 こうして自分で作ろうなどという無謀な試みをしてみると、芸人さんたちが日々、どれほどご苦労なさっているかがよくわかります。

 そして、過去流行ったフレーズネタは、ちょっとネガティブとみせかけてポジティブなものが多かったなと気づきました。
 多いのは「挨拶系」「掛け声系」「名乗り系」などですが、だいたいにおいて、どこかポジティブ。

 やはり人は、最終的に明るい気持ちになるものを求めている気がします。

 他にも、リズムネタ、というのがあります。音楽にのせた言葉の面白さ。

 例が古いけど、武勇伝武勇伝とかペンパイナッポーアッポーペンとかなんでだろ~とか、もしかしてだけど~的な。

 あれ?そういえば最近、リズムネタ少なくないですか?
 気のせいですか?
 もしかして終焉を迎えた…?

 お笑いでもなんでも、好みによってどんどん細分化されて「今年はこれが流行った!」とは言えなくなってきました。

 友達と共有も難しいくらいYouTuberも沢山いて、仲間内や自分のなかでのマイブーム的な流行が必ずしも世間でも大流行とは限らない、というのが最近の特徴でしょうか。そもそも、世間で大流行、などということがないですよね。

 ちなみに、友人ナゴミさん(仮名)が今ハマっていて、自分の中でかなりバズった!と言っていたのはこちら。

 確かになんか、観てしまう。お笑いじゃないけどなんか笑えてしまう、犬達の狂騒。犬にとってはぜんぜん笑えないけど見てる方は思わず笑みがこぼれます。紹介されて以来、なんでだか観てしまいます。こうなるともう、自分の中で何が気に入るかすら、わからない時代になりました。

 毎年毎年、新しい芸人さんが登場し、新しい言葉が人口に膾炙しますが、年始の番組に出ていた芸人さんが年末の番組には出ないことも多い昨今。

 2022年も、残すところあと3か月を切ったので、そろそろ今年の流行語大賞はなにかなと気になり始めます。

 年々、上半期に流行った言葉より下半期のほうが選ばれやすい傾向がありますので、頑張るなら、今です。今でしょ(2013年)。

 流行語大賞は、お笑いネタが選ばれることは少なくて、歴代流行語大賞を眺めると、2015年の「安心してください、穿いてますよ」以来、入賞していない様子。

 ちなみに流行語大賞って、1984年からやってるんですね。トップテンを選出するようになったのは1994年だとか。意外と歴史が古かったのに驚きました。

 ちなみに、noteでフォローさせていただいている方の中で私が選ぶならば・・・

知らんけど。ミラクルさん


やばい!まじやばい!マジバイさん(現在静養中とのことです。noteへのおかえりを待っています)。


シュカポン🐼。ららみぃたんさん

 すみません!お断りもなく、勝手に選ばせていただきました。
 皆さんすごい才能です。
 こんな風にキメのフレーズを作れるなんて本当にすごい!

 さて、あなたが選ぶなら、今年のマイ流行語大賞は何ですか。


#きんに君は、更年期情報満載『幸年吉日サークル』の筋肉祭りに微妙にかけてみました。いやぁ~きんに君、見事な筋肉です!

こちらは明日から✨



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?