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『ロミオとジュリエット』~10代の恋愛って美しいの?~

こんにちは。
saoriです。

私は子供の頃からHSP気質、そしてエンパスの気質を持っていました。
そのために、普通の人が笑い飛ばせるような些細なことが
心に傷として残りがちでした。

傷ついた心は誰かと話すことで癒されるはずですが、
友人に相談するのも家族に相談するのも
思いきれなくて、そんな風に思いながら年を重ねてきました。

そのうちに、私は<ぬのどうぶつ>とのお話が
自分の心を癒していることに気づき始めたのです。

(皆さんはぬいぐるみと言いますが私にとっては
ネコちゃんやワンちゃんと同じくらい家族なので
<ぬのどうぶつ>と呼んでいます)

普通の人なら一晩寝れば忘れてしまえることを
いつまでも抱えている私は<ぬのどうぶつ>たちと
会話する事で、答えを見出したり、癒していったりしたのです。

念のため申し上げると、腹話術などではありません。

<ぬのどうぶつ>には私とは違う人格があり、
性格もそれぞれで、私に対する慰めや
アドバイスもそれぞれです。

今日は私が<ぬのどうぶつ>たちとどんなお話をしているか
ちょこっとご紹介したいと思います。

お相手はやさしいミルクティー色のうさぎさん、デーヴィッド君です。


私はタカラヅカの星組公演『ロミオとジュリエット』の
チケットが取れなくて気落ちしていました。

「あ~あ、いくら嫌いな演目でも星組の舞台は観たかったな~」

「saoriさんは『ロミオとジュリエット』が嫌いなんですピョンか」

「だってお話のオチがわかっちゃっているじゃない」

本当はオチがわっているから嫌い、なのではないのですが、
ついこんな風に言ってしまいました。

「『エリザベート』や『ベルサイユのばら』もオチはわかっちゃっていますピョンよ」

デーヴィッド君は素直に返してきます。

「そもそも、『ロミオとジュリエット』(以下、ロミジュリ)って
出てくる人みんなバカっぽいと思わない?

まず周りの大人がみんなバカ、
昔からそうだからっていうだけの理由で憎しみあうなんて
自分で考えることを放棄しているわよね?
勝手に突っ走って暴走する主人公たち若者もバカだと思わない?
殺して殺されてよく確かめもせず恋人が死んだと勘違いして後追い。
この親にしてこの子ありだわ」

私はついつい、『ロミオとジュリエット』に突っ込んでいきます。

「今までにないテンションですピョンね」
「saoriさんどうしちゃったんですピョンか!」

えーん!
私はデーヴィッド君を抱き上げると
こらえきれずに泣き出してしまいました。

なぜかって?
『ロミオとジュリエット』に文句をつけながら
私の心には切ないものがこみ上げてきたから。

「だってね、デーヴィッド君、私、16歳の時に
死ぬほど誰かに愛されるなんてこと、これっぽっちもなかったのよ。
誰にも好きになってもらえない、選んでもらえないって
すごく寂しくて切ないことでしょう?

ロミオとジュリエットみたいに
誰かから価値を認められた経験って私にあったかしら?

あの二人はバカっぽく見えるけれど、
お互いをこの上もなく大切に思っていて、
なんだか自分と比べてしまうと悲しいの。」

自分の16才の時と比較して
こんな風に思う人は少ないかもしれません。

でも、今のあなたもどこかで
決して誰かから深く愛されることがない、とか
自己肯定感を持てずに、ただただ切なくなったりしませんか?


「つらかったんですピョンね」

「いまだにその、からっぽな感じ、
さみしさに飲み込まれそうになるわ」

「saoriさん、ちょっとお説教していいですピョンか」

普段なんでも肯定的に受け止めてくれるデーヴィッド君が珍しいことです。

「いったい誰があなたには愛されるほどの価値はありませんって
言ったんですピョンか?」

「え...」

「誰もそんなことは言っていませんピョンね」

「そりゃあそうだけど」

「そもそもsaoriさんは中学からずっと女子校に通っていましたピョンから
周りに恋愛対象になるような人なんていなかったはずですピョン」

「でもみんな近隣の男子校の人とお付き合いしていたもん」

「それ、学年の何割くらいの人ですピョンか」

「ん~」

「1割いたらいい方ですピョンよね。
なんとなく目についた人に彼氏がいたら
みんな彼氏がいるのになんで私だけ(ムキー!)って
なっちゃったんですピョン。
まったくもって論理性を欠いていますピョン!」

「論理性を欠くのがロンリネスってもんじゃないの」

心が波立っているものですから私も無茶苦茶な返しをしてしまいます。

「そう、それですピョンよ」

「何のことだか、デーヴィッド君、わからないわ」

「saoriさん、今やっと
さみしかった、悲しかったっていう気持ちを
出せたんじゃあないですピョンか。
そんな気持ちをどんなに心の箱に閉じ込めたって
中で暴れているんだから心がひび割れちゃうんですピョン。
箱から出してあげないと、心がひび割れて、
こなごなに砕け散っちゃいますピョン」

「そうなの?」

「そうですピョン、
さおりさんは心の中だけで抱えて
重くしてそれに押しつぶされてしまっているだけですピョン」

「じゃあ、悲しいって言えばいいの?」

「はい、何でも聞きますピョン」

「何がロミオとジュリエットよ、私が自分の価値を感じられなくなったのは
きっとこのお話のせいよ!」

私は自分の切なさに胸を締め付けながらも
『ロミオとジュリエット』を否定してみます。

これって振られた彼を悪く言う、
あの感じでしょうか?

「いい調子ですピョン!」

「私には切なくて美しい恋はなかったけれど、
今、頑張って生きているし」

「まだまだいけそうですピョンよ!」

「若いことが純粋で美しいなんて所詮幻想にすぎないって!」

「まぼろし~~~ですピョンね!」

そう言うとデーヴィッド君は目の前で指先を左右に振ってみせました。

「も~デーヴィッド君ったら、どんだけ~~~!」

私も乗せられて笑い転げているうちに、
ロミオとジュリエットと自分の生活を比べて
振り回されて悲しくなるなんて、
ナンセンスだな、と思えてきました。

「心配しなくってもウサギは縁結びのシンボルですピョン!」


そう言ってデーヴィッド君はウインクしてくれました。

「うん、そうだね」

デーヴィッド君を抱っこしていると、心から安心して
もう大丈夫、と思えるのでした。

HSPやエンパスのあなた、
他の方から見ると些細なことが心にいつまでも
しこりになって残りませんか?

デーヴィッド君はあなたの自己肯定感を高めてくれます。
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