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大好き、でも盲目じゃない

こんにちは。
saoriです。

私は子供の頃から
<ぬのどうぶつ>とお話をしていました。

(皆さんはぬいぐるみと言いますが私にとっては
ネコちゃんやワンちゃんと同じくらい家族なので
<ぬのどうぶつ>と呼んでいます)

今日は私が<ぬのどうぶつ>たちとどんなお話をしているか
ちょこっとご紹介したいと思います。

お相手はやさしいミルクティー色のうさぎさん、デーヴィッド君です。

「望海風斗さんのミュージカル『next to normal』、素晴らしかったわね!」

「望海さんの圧巻の歌唱力が思う存分堪能できましたピョンね。
『レ・ミゼラブル』を観て好きになった屋比久さんが望海さんの娘というのも良かったし皆さん本当に歌だけでも満足させてくれる役者さんたちでしたピョン」

「2バージョンあってもう片方の主演は安蘭けいさん。
あの安蘭さんとのWキャストに抜擢されたのがファンとして
誇らしいというか鼻高々だわ」

「お二人とも男役さんとしては小柄な方でも歌唱力と言えば必ず名前が挙がる程の実力でトップスターの座に上り詰めていますピョン」

「私、望海さん大好きじゃない?
でもここだけの話、安蘭さんでも観たいなって思っちゃったの」

「始まってまもなくの『パパと~』の台詞は安蘭さんの方が似合いそうですピョンね」

デーヴィッド君はお耳をパタパタさせながら笑っています。

「なんか素直に笑えたと思うのよ、安蘭さんだと」

「Exactly!」

「望海さんがどうとかじゃなくて。
望海さんめちゃくちゃ演技上手いじゃない?
宝塚ではいつも観るたびに望海さんが創り出した
舞台上にいる人を好きになっちゃってたの。
今回は女性の役だからそれがものすごく入ってきちゃって
共感しすぎるというか『ダイアナ(望海さんの役名)は私』
みたいな感覚がしちゃってね。
その、ヒリヒリするような切実さが望海さんに魅かれるところなんだけど
ちょっとつらいところもあって。
安蘭さんだとオトナのほんのひと匙の毒ッ気が一枚フィルターとして挟まれてもっと笑えたんじゃないかなって」

「わかりますピョン~。
安蘭さんは『スカーレット ピンパーネル』のパーシー役も
面白さとかっこよさの匙加減が絶妙でしたピョンからね~」

「安蘭さんの余裕、望海さんの切実さ、どっちも好きなんだけどね。
てゆうか安蘭さんバージョン観れてないんだけどね」

「あはは。そういえばsaoriさん石崎ひゅーい君が好きだけど
『ジャンプ』はエビ中バージョンの方が好きなんですピョンよね」

「ひゅーい君が作った曲だけどやっぱり元々エビ中が歌うために作られたものだからなんかしっくりくるのよ」

「ひゅーい君は後にセルフカバーしたんですピョンよね」

「もちろんかっこいいし大好きなんだけど」

「20代前半の女の子たちが歌うがむしゃらな生命力と
そこそこ大人の男性が歌う切実さは同じ曲でありながら
違う印象を受けますピョンね」

「ひゅーい君が書いた曲だからと聴いてみたら
歌も上手いしエビ中もすっかり好きになっちゃった。
そしてひゅーい君の曲をこんなにステキに歌ってくれているのがうれしいのよ」

「saoriさんもしかして切実な表現をする人が好きなんですピョンか」

「かもしれないわねぇ。
でもそれがはまり過ぎる作品もあるのよね。
そこにちょっとしたオトナの余裕や若々しい生命力が入ることで
作品の味わいがフッと変わることがあるんだわ」

「大好きだけど推ししか勝たないわけじゃないんですピョンね」

「勝ち負けじゃなくて印象違いってことね」

「Exactly!」


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