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「男女がフェアでいられる社会」を実現したい

miracoのメンバーが「なぜmiracoで活動するのか?」を語るリレーマガジン。今回は、みらこのシステム担当こと"あきら"が語ります。


【普通の人がmiracoで活動する理由】

私は、共働き世帯で2人の子どもを育てている父親です。もし、インタビューをされても「40代会社員男性」と書かれる自信があるくらいにはごく普通の人です。

そんな普通の私がmiracoで活動している理由は、「男女がフェアでいられる社会」を実現したいという想いからです。

【子育てで気づいた非対称性】

<イクメンは褒められるが母親は育児で褒められないことにモヤモヤする>

男女がフェアではないことに気づいたのは、ひとり目の子育ての時でした。

結婚してから子どもができるまで、家事は夫婦でフェアにやっていました。通勤時間もほぼ変わらなかったので、夕飯や掃除、洗濯などお互いにカバーし合いながらシェアできていました。

子どもができてから、子育てについても夫婦で共有しておきたかったので、妊娠中の健診には休みを取って毎回付き添い、生まれてからも定期健診や予防接種、赤ちゃん向けの行事にも積極的に参加していました。その度に、保健師さんなどから「お父さんも来られたんですか?」「素敵な旦那さんですね〜」「イクメンですね〜」と声をかけられていました。

お出かけ先にて

最初のうちは、褒められることを気分良く聞いていましたが、あまり繰り返されるので「普通は父親が育児をしないものなのか?」「女性が育児をしても別に褒められたりしないよな…」と、モヤモヤが溜まっていきました。

<「父親は育児をしていない」と決めつけられることに憤慨する>

決定的だったのは地域の子育て支援センターで開催された父親教室で、講師の方から「君たち父親は育児してないよね」と頭ごなしに言われたことでした。

当時の私は、それこそ母乳を出すこと以外の育児を一通りやっていましたし、パートナーが育児に疲れてやりきれなかった家事を日付が変わる頃までやっていました。そして、睡眠不足のまま翌日も普通に仕事する…そんな生活を送っていました。

家事も育児も仕事も全力でやっていたのに、「父親」というだけで育児をやっていないと決めつけられたのです。この決めつけには怒りすら感じました。

ですが、そんな私も育児のためにやっていないことがあったのです。

【ふたり目で取った育休中に出会う】

私がやっていなかったのは、育児のために仕事をセーブすることでした。

ひとり目が2歳になり、ふたり目を考えているとパートナーから話された時、「次はあきらさんが育休をとってみたら?」と言われました。私はこの一言に衝撃を受けました。

「私が育休を取ってもいいんだ!?」

これまで家事や育児をフェアにやってきていたと思っていた私ですが、育休を取る(仕事を休む)ということについては、全く頭にありませんでした。ここにも非対称性があったのです。

そこから実際にふたり目が生まれて育休を取るところにもいろいろエピソードがあるのですが、それだけで記事が1本書けてしまうので、それはまた別の機会にします。

<育休中にフォロワーさんに会う>

なんやかんやあって、無事に育休に入ることができた私にとって、子育てに専念する日々は本当に充実していました。

育休中は、地域の子育て支援センターで開かれていた赤ちゃんクラスに毎週通い、ママ達に混じって子育ての悩みや成長を喜び合っていました。
また、Twitterで同じ月に産まれた赤ちゃんを持つフォロワーの皆さんや、育児にコミットしているパパたちとのコミュニケーションが楽しく、機会があれば飛び込んで実際に会ってみたりもしました。

これは、パートナーがひとり目の育休中にやっていたことで、私が育休を取ったらぜひやってみたいことのひとつでした。

そして、このときの出会いが、miracoの前身である「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」への参加につながるのです。

<待機児童問題に直面する>

育休中は、当然保活をしていましたが、兄弟加点もあるため「最悪、別園になっても、どこかには入れるでしょう」と楽観的でした。
結局、幸い上の子と同じ園に決まり、ホッとしました。

しかし、その週の赤ちゃんクラスに顔を出すと、その中のママの一人が「保育園、入れなかった…」と、諦めたような泣きそうな表情で話していました。

待機児童問題が眼の前に…

私は、声をかけることもできず、園が決まって浮ついた気持ちがスーッと冷えていくのを感じていました。

「自分が保育園に入れたらそれでいいの?」

「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログが話題になってから1年近く、「待機児童問題」という言葉が眼の前に現実として現れたことで、居ても立っても居られない気持ちになりました。

そう思っていた時、議員会館で待機児童問題をなんとかして欲しいと訴えるイベント(院内集会)があることを知りました。
参加申込までしていましたが、体調を崩していた祖母が直前に亡くなったためイベントには参加できませんでした。

育休期間に色々とチャレンジしていた中で、その集会に参加できなかったことが心残りとなりました。

【再会、そして参画へ】

その後、育休期間が明け、仕事に復帰してから半年ほど過ぎた頃、2017年10月4日に「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」による院内集会が開催されることを知り、ずっとモヤモヤを抱えていた私もそこに参加することにしました。

2017年10月4日の院内集会に参加

するとそこには、育休中に知り合ったりょうたっちさんが…!積極的にイベントのことをツイートしているから、参加しているのだろうとは思っていたものの、中の人だったことに驚きました。

しかも、「この活動に参加しない?今、Webサイトを管理できる人がいないんだけど、そういうの得意じゃなかった?」との誘いを受け、「私が役に立てることがあるのなら!」と参加することになりました。

待機児童問題にモヤモヤしていた私に必要だったのは、自分にもできる具体的なアクションでした。

<希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会で政治が自分ごとになる>

そうして私は、2017年の秋から会の活動に参画しています。待機児童問題を解決するために行ってきた活動については語り尽くせないので、ぜひこちらの「私たちのこれまでの活動について | みらい子育て全国ネットワーク(miraco)」を御覧ください。

<男女がフェアであるために #男性の家庭進出 が必要と発信する>

会に参画してから待機児童問題の解決に向けて活動していると、活動がメディアに取り上げられる際には「母親らが声をあげている」など、子育ての問題は女性のものであるというふうに扱われることが多くありました。

ここでも子育てに男性がいないものとされてしまうことに、これまで自分が育児する中で感じてきたモヤモヤが再び大きくなっていくのを感じました。

メンバーの中でも、男性が子育てに参画していない(できていない)ことをどう解決していくか、という議論が高まり男性と子育てをテーマとしたイベントを次々と開催していきました。

そして、2018年10月31日に開催した院内集会において、これまで待機児童問題を解消するために働きかけてきた『希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会』は、「待機児童ゼロ」「男の家庭進出」「子育て政策聞いてみた」の3つの柱を掲げて『みらい子育て全国ネットワーク(miraco)』となることを発表しました。

その時の院内集会のテーマが『男の産休、義務化されたらどうなる?~議員&専門家と一緒に考えよう~』というもので、私はそこに登壇させてもらいました。

2018年10月31日の院内集会に登壇

この集会で「男の産休」の必要性を訴えてから、2021年6月に改正育児介護休業法が成立し、男性版産休が実現するまでについては、本当に色々なアクションがありました。ぜひ別の記事にまとめてお伝えしたいと思います。

【「男女がフェアでいられる社会」は実現できる】

冒頭に、普通の私がmiracoで活動している理由は、「男女がフェアでいられる社会」を実現したいという想いからと、書きました。

今はまだ、男女の家事育児時間には大きな差があり、男女の賃金格差もまだまだ差がある状況です。政治分野や企業の管理職における女性比率もなかなか改善しません。

それでも、自分にもできる具体的なアクションをひとつでも行うことで、少しずつでも社会は変わります。
「いいね」や「リポスト」「投稿のシェア」だけでも構いません。ぜひ、みなさんも自分が望む未来のためにアクションしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

(文責:あきら)



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