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「超逆歳の差カップルのリセットライフ」リアルストーリー~回想15~💛嵐の前の静けさ・・・


2022年11月

ケンは無事に希望の会社に就職が決まり、いよいよ
2人の日常生活がスタートしました。

ここから先・・・
やっと待ちわびたハッピー
ライフと思いきや?

ある日、突然
天国から地獄へ
奈落の底に
突き落とされました。

いよいよ自分だけでは
どうしていいか悩み
友人に相談すると…

「想定できてたんじゃないの?」

「ミライ、10代の恋愛じゃないんだよ?」と言われ

やはり私が浅はかだった
自分への悔しさと惨めさで

涙を流す日々が続くことに
なってしまいました。

“明日のことは
誰にもわからない”
“でも何とかなる”

何度も繰り返してきた挫折
そして復帰でしたが

正直、50代の私は
昔のようなパワーが
まだ、あるのか?
本当に悩みました。


~回想15 嵐の前の静けさ~

ー2022年11月ー


ケンの就職活動の努力が実り
希望の会社に正社員として採用された。

「よかったね!やっと自分のしたい仕事に戻れるね。」

「ああ、まだまだ勉強しないとだけれども、好きな事だから頑張るよ」

2年ぶりに希望の仕事に戻れることは嬉しそうだったが

その反面、初めて故郷から離れての就職に不安もあった。

12月から、いよいよ研修がスタートし

新店舗の立ち上げ前の研修期間はスローペースだった。

そして穏やかに
2023年の新年を迎えることができた。

だがそれは・・
大嵐の前の静けさだった・・・


ー2023年2月ー

新店舗がオープンしてからは
とんでもないほどの目まぐるしい忙しさで

朝9時に出勤し毎晩10時に帰宅・・・
想定外のハードスケジュールな勤務体制に

やる気満々のケンだったが
数か月したころには体調不良になり覇気がなくなっていった。

「ケン、だいじょうぶ?」

「うん、なんとか行けるよ」

ケンは疲れ切っているのに
私が心配しないように気遣っていた

そんな時に私は選択ミスをした。

派遣契約を更新せずに
ケンが仕事に集中できるように家事は全てしようと思い
リモートワークの仕事に転職した。

だが・・・実際問題は
派遣社員の方が収入面が安定していたので

更にケンにプレッシャーを与えることになり裏目にでてしまった。

後で分かったが

“この職場では、同じ業務の繰り返し。幅広い仕事ができないとスキルが伸びないのでは?とケンは自問自答していた。

その募ってゆく気持ちを
私には言えず、どんどんストレスを抱え込んでいってしまった。


このころから・・・

私達の穏やかだった生活の
歯車は食い違い始めてしまった・・・

だんだん、些細な事で
口論になったり

私は少し距離を置こうと思い
友人宅で深夜まで過ごすようになった。

その事で、ケンにしてみれば
自分の自信を更に失う
きっかけになった。


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