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「目指すべき未来を共有─ミッション・ビジョン・バリューの浸透で結束力を高める研修合宿」

深化する感覚、広がる可能性。
ミッション・ビジョン・バリュー浸透の合宿へ

株式会社MIRAIは、「デジタルの力で未来を創る」という創業以来のビジョンのもと、「顧客中心のイノベーション」を推進するミッションに情熱を注いでいます。

定期的に開催される勉強会や合宿もこの一環にあり、異なる立場から対等な関係で議論を重ねる時間として、私たちがとても大切にしている機会です。
この度2日間に渡って開催された合宿では、メンバーとMIRAIのミッション・ビジョン・バリュー(以下:MVV)について深く向き合う場となりました。

2日間の研修スケジュール

2023年4月21日、2年ぶりの社外合宿。
広島県北広島町大朝で築200年以上の歴史を持つ古民家のゲストハウス「hitaru 石橋邸」が今回の研修会場です。

里山の高台に優美な茅葺き屋根の外観を誇る「hitaru 石橋邸」
北広島町の風土と歴史を今に伝える築200年を超える佇まい
快適にリノベーションされた室内 歴史を感じるどっしりとした梁が残る
写真向かって左)リビングの中央には酒樽を使用した特注のダイニングテーブル
右)木造りの寝具を配した静かな個室

日常の騒がしさから離れ、歴史と現代が融合するこの特別な空間で、2日間にわたり心静かに深い学びの時間を共有しました。

庭に向かうリビングを研修スペースとして活用
hitaru 石橋邸からのぞむ北広島町里山の景観
正面には「大朝富士」とも呼ばれる寒曳山の雄大な姿


MIRAIの原点を振り返る時間

研修初日は代表の西中政和による「株式会社MIRAIの設立」を振り返る講義からスタート。

西中は、美容師として12年の経験を得たのち、IT/Web業界に転身しました。スタイリストとして技術を磨く傍ら、当時よりITの世界に強い興味を抱き、サロンのWebやSNSの運用に関わっていた西中に、ある日大きな転機が訪れました。

2008年、iPhoneの登場 ―
それまでの常識を覆す手のひらサイズのパソコンが世に現れたことで、瞬時にコミュニケーションをとることが可能となり、人々のつながり方に変化をもたらしました。
この変革は、西中にとって最大の「ビジネスチャンス」としてデジタルへの可能性を感じる大きなきっかけとなりました。

「デジタルの無限の可能性に衝撃を受けて以降、その力で顧客と社会に貢献したいと思った。」

強い衝撃と、変わる未来に燃え立つようなワクワク感を抱きながら、美容師の道を離れ起業。
以降、変わらない顧客と社会への想いとともに、MIRAIの今があります。

MIRAIの意義と掲げているMVVについて対話を重ねることで、私たちは会社とメンバーそれぞれが大切にする「MIRAI」の原点である価値観と存在意義に立ち返るのです。

共創チームだから実現する、革新力

私たちは、強固なチームワークのため、スタッフ同士の相互理解を大切にしています。日頃からメンバー同士コミュニケーションを図り、お互いを深く理解することを心掛けています。
今回の研修前に、この相互理解と自己理解の推進を目的として自己紹介シート・ライフナビゲーションシートを各自作成しました。

自己紹介シート
人生史や将来の夢・目標を具体的な行動ベースで記入できるライフナビゲーションシート

研修では事前に書き込んだシートをもとに、それぞれが持つ目標や価値観、それを軸とした仕事への想いなどを一人ひとり発表しました。

発表時の風景

個々の性格やスキルセット、価値観を理解することでチームとしての効果的なコミュニケーションが生まれ、誤解や摩擦を減らすことができます。
メンバーの多様なバックグラウンドと独自の視点が、チーム全体の力強さと革新性を生み出していくことで一人では到達し得ない、より遠くのゴールをのぞむことが可能となります。
私たちMIRAIはチームの力でMVVの実現に向かっています。

ミッション・ビジョン・バリューを具現化する

背景と意義を学んだ次の時間は、MIRAIが掲げるMVVの具現化についてディスカッション。
外部のステークホルダーの参加により、視座や視野拡大、市場への適応力、透明性、そして信頼の強化ももたらされました。

ディスカッション風景

より具体的な言葉にすることで、各自がMVVを行動レベルで理解し、具現化へと繋げます。
常日頃よりお客様の背景を考慮しながら、一人ひとりがどのように行動し、貢献すべきか議論を重ね、バリューを実践することで、互いに支え合い、力を合わせて目標に向かって進んでいきます。

株式会社MIRAIのMVV

MIRAIにおけるMVVとは、掲げるための単なる言葉や目標ではありません。日々の行動の指針とし、メンバー自身が自らの行動と決断に反映させ、具現化することで、MIRAIの価値としてMVVを体現していくのです。

研修初日はMVVに真剣に向き合い、その想いを言語化することで、より一層自分事として理解を深めることができました。

研修で使用したライフナビゲーションシートは、今の自分へのフィードバックとして、また、定期的に更新していくことでこれからの自己成長を具体的に促す貴重なツールとなります。

自己分析を通じて自己理解を深める行動の習慣化は、過去の経験や成果を振り返るだけでなく、未来の目標や夢に向かって進むための道しるべとなります。

私たちMIRAIは、心を一つにたゆみない自己成長の志を共有し、共に価値を生み出す共創チームで在り続けます。


一流の料理人から学ぶ「食への想い」と
五感で味わう感動体験

一日目の研修を終え、地元の名店「四季之家 彩蔵」の会席料理を堪能しました。
店主自らが指揮を執る出張会席スタイルで、できたてをいただきます。

四季乃家 彩蔵 店主の山本氏 地元食材への深い愛情と理解が旬の素材を最高の状態に昇華させる


「自然豊かな北広島町だからこそ出会える、希少な食材の美味しさを味わってほしい。」

そう語る山本氏が工夫を凝らした料理は、口に運ぶたび静かな感動を呼び起こします。

目を楽しませる盛り付け、素材の持つ風味と旨味の絶妙なバランス、そして丁寧に調理された一品一品の味わい。料理を通して、清らかな水と北広島の自然の恵みが心にまで伝わってきます。

五感全てを揺り動かすそれらは、食事という域を超えた芸術作品のごとく、その場にいる全員が山本氏の想いに共鳴した瞬間でした。

自分の仕事に真摯に向き合い、お客様への感動を追求し続けていくこと。
そんな山本氏の情熱と技術が詰まった料理をいただくことで、私たちは顧客主義の真髄を味わい、お客様に対する真摯な姿勢とサービスの重要性を再確認できました。

一流の流儀と想いが織りなす感動の時間は、私たちの学びの源泉となりました。

食材と調理法について丁寧に解説する山本氏 料理への愛情が伝わります
「北広島の食材を最高の工夫で提供したい」そんな想いがすべての料理からあふれていました


「一流とは何か」を理解する

「お客様に一流の仕事を提供するため、まずは一流とは何かを理解する」西
中は折に触れて、一流の仕事に込められた「より良きものを求める情熱」について語ります。
それは、ただ目指すものではなく、心から追求するもの。
一流の仕事には、技術やスキルだけでなく、「心」が必要なのだと繰り返し伝え、メンバーに理解を求めます。

この夜、私たちは情熱と真摯さにあふれる山本氏の料理から、一流の心と姿勢を学び、自らの仕事にも同じ情熱を注ぎ込むことが一流へのプロセスなのだと理解することができました。

一流の仕事を提供するために、私たちは常に自己啓発と努力を重ねています。お客様に素晴らしい体験を提供することで、共に成長し続けることを心から願ってやみません。

デジタルマーケティングの未来を担う生成系AIの力

合宿2日目は、場所とテーマを変え、注目の生成系AIの活用について学び、ディスカッションを行いました。

2日目の研修会場

革新的なソリューションを提供するための鍵となる生成系AI。
MIRAIでは、日々進化を遂げるその力に注目し、業務への活用に積極的に取り組んでいます。

日々最新のトレンド追求と、テクノロジーの進化への柔軟な対応を行うことで、ビジネスの成果や業務改善など、その最大化を考えています。

人に寄り添うテクノロジー

創業から一貫してお客様のニーズや目標に真摯に向き合い、お客様との共創を通じてマーケティング戦略からその実行までを力強く支援してきました。
デジタルマーケティングの未来は常に変化し続けるなか、私たちが提供する価値は「顧客価値の創造」です。

お客様のビジネスを深く理解し、その特徴や魅力を最大限に引き出すことに努め、共に未来を切り拓き、新たな可能性を追求しています。
これにより、お客様のブランドの強固な確立を支援し、「顧客価値の創造」をしていきます。

AI時代の働き方を考えることは、私たちの成長とMIRAIの進化に繋がる重要な要素です。
貴重な2日間で得た知識と経験を活かし、お客様にとって真に価値のあるサービスを提供するため、未来への挑戦を怖れることなく、私たちは常に進化し続けます。

2日間の研修を終えて

株式会社MIRAI Webディレクター 藤本未知

MVVの重要性と共感

今回の研修では、自社のMVVの成り立ちを再度知った上で、理解して納得から共感というプロセスを体験することができたのは大きな収穫でした。

西中さんは普段からお客様に対しても「MVVが経営に繋がり、そこから施策に繋がっている」とお話されています。
MVVから実際の経営施策までどのように繋がっているのかを議論することであらためて納得から共感まで落とし込むことができました。

理解とは頭だけでもできることなので、自分の中で納得から共感に変わることが重要だと思います。
お客様にそのつながりをお伝えするにしても、まずは自分たちが理解して納得していないことにはそれができません。
きちんと理解すれば、それを誰かに伝える時に相手の理解しやすい言葉に翻訳して伝えることもできるかと。

だからこそWebディレクターとして表現をしていく上で、経営視点をもつことの大切さを改めて感じられる貴重な時間となりました。

チームの一体性とMVVの具現化

一般的には企業内で、既に策定されているMVVについてメンバーが議論する機会は、なかなかないと思います。
実際、私の過去の経験では朝礼などで企業理念を社員全員で唱和することはあっても、その内容について理解しようとするところまでは至りませんでした。
企業理念が会社の壁に貼ってあったり、毎朝声に出すことで暗唱できたところで、それでは「理念の丸暗記」をしているに過ぎません。
社員としては理解、納得まではできても、共感するところまではいけないと思うのです。

西中さん自身も、日々私たちにMVVをわかり易い言葉や例えを用いて伝えてくれます。それがメンバーの理解に繋がりますし、今回の研修で議論があったことで私も含めメンバー全員が、MVVを体現する当事者意識を深めるきっかけになりました。

私たちは単にMVVを知っているだけでなく、共感し、行動に移すことが重要だと考えています。
チームがより一体となりコミュニケーションを築いていくことで、MVVを具現化して参りたいと思います。

一流の流儀に触れる時間

これまでにも、私たちが一流の仕事を提供するために、「一流とはどんなものなのか?何を以て一流というのか?」ということを他者から学ぶ機会を沢山いただいております。
一流とは技術や結果が素晴らしいということだけでなく、その前の「最高のものを極めたい、最高のものを提供したい」という想いの部分なのだと感じています。今回山本料理長はそれを「料理は段取りが8割、いや9割です」と表現されていましたが、ここがまさに想いが行動になった部分だと思いました。
これまでMIRAIでご縁のあった一流の方々は、一貫してこの段取り(事前準備)の重要性を説かれていました。

私たちも日々の業務の中で、段取りや事前準備に徹底的に取り組み、一流の仕事を追求し続けることが大切だと改めて感じさせていただけました。

生成系AIの業務活用の可能性

2日目の研修において「AIの新しい技術に実際に触れ、それを如何に業務に活かしていくのか」という内容をチームで協議いたしましたが、お互いの最新情報を共有できたことも大きな収穫となりました。

社内では普段から新しいテクノロジーの導入や情報のキャッチアップが盛んで、どのように活用するかという視点ではチームの理解と協力が欠かせないと思っています。

チームで取り組んだことで、今回議論の対象になった生成系AIの業務活用の可能性が広がったと感じています。

理解から納得へ MVVを体現して成長を続ける意義

「理解するから納得できる」と表現しましたが、次はその納得から更に深掘りし、MVVを体現して参りたいと思います。
また、今回の理解から納得、納得から共感という一連の体験を活かして、今後新たなメンバーを迎えた際は、同じようなプロセスへのアシストができるのではないかと思っています。

全体を通じて良いのもにも触れさせていただきながら、頭をフル回転させた2日間でしたが、自分史の振り返りも行ったことで、入社前後では同じことを聞いても捉えた方や考え方が変わってきたと認識できたことも、大変大きな収穫であったと感じています。
1日目の発表で知ったチームメンバーの生き方や考え方なども個性豊かで、丸いテーブルがちょうどチーム力を表現しているようだとも感じました。

相互理解を基盤としたコミュニケーションは、素晴らしいチームビルディングの根幹であると考えています。
それらがMVVに結びつくことでさらに力を発揮し、お客様に限らずすべてのステークホルダーの幸せを願って参りたいと思います。