陰キャコンプレックスからの脱出

「優しい」「真面目」「大人しい」
クラスメイトが、私を表すキーワード。

中高生だった頃、教室の中では大抵これらのカードを配られていました。

けれどもどうにも納得いかない。

「自分はそんなにつまらない奴じゃない」
そんな反発心が、内心は常にありました。

そこで、渾身の一発芸を!

なんて勇気はなく…
結局は教室に響く笑い声を横目に、隅っこで過ごしておりました。


あの頃、私は傷つくことが怖かったのでしょう。
誰よりも必死に、自分のプライドを守っていました。

いつのまにか貼られていたレッテルに口を塞がれ、
「それはお前の役割じゃない」と否定されることを恐れて、
与えられた役に閉じこもったのです。

本当は違うのに、決めつけられている。ずっとそう思っていました。

しかしそれだけではなかったと、今ならわかります。
私自身が握りしめていた、カードへの執着心。
明るい人、怖い人、面白い人…クラスメイトに対しても、無意識のうちに。

笑っている人にだって悩み事はあるし、
無口な人も心の中では踊っているかもしれません。

人を一色で塗りつぶさないように、自分自身も彩り豊かに。

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