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DAY1-④【森林×人類】

屋久島と地球の未来会議2023のDay1では、5つのフィールドにわかれてExcursionを行いました!
屋久島島内の登壇者が活動している集落や場所に行き、自然と人の関わり方や地域固有の課題感などを、五感を通して感じ・受け止め・深めていく時間です。
フィールドそれぞれの様子をまとめてますので、最後までご覧ください😌
未来会議全体の様子はこちらから↓

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学生ボランティアのうっちゃんです。
このエクスカーションではヤクスギランドと橋口木材加工センター、里の森に行ってきました。

案内人は“森の燈想び 石黒燈さん”。
そして“木繋プロジェクト発起人でありHUB&LABO Yakushima副代表理事の丸山悟さん”。
お二人の案内のもと、
「屋久島の森のエネルギー」「森を使うこと・作っていくこと」
そして「生活と共にある森」について触れ・感じ・考えてきました。 


"癒しとしての森"ヤクスギランド

最初に訪れたのはヤクスギランド。
山に一礼をし、いざ出発。

静かに在る音に耳を澄ませながら, 目に入る色を探しながら進んでいきます。

何色の色が見えるか。
どんな音があるのか。
その先に広がる世界はどんなものか。

色探し。どんな世界をみなさんは見ていたのかな?

視覚・聴覚・触覚。感覚をフルに使いながら、しかしゆったりとした時間が流れます。

案内人のあかりんの優しい柔らかな空気感に包まれながら進んでいきます。そして不思議で多様な屋久島の自然を前に、みなさん観察・アイデアが止まりません(笑)お金に結びつけたかなり現実的な発想も(笑)みなさん本当に生き生きしていて、森に囲まれるワクワクと、みなさんの自然と関わろうとする熱い勢いのようなものを感じていました。

1800歳(!)の仏陀杉の横で横たわると、大きな存在を近くに感じてホッと。

みなさん体の向きを変えてみたり、仏陀杉をもっと感じたい!と近い方に行ってみたり。思い思いに感じたり、何かを考えたり考えなかったりしていたのではないかと思います。

待ちに待ったお昼はHIRANO WRAPSさん特製“地球とつながるお弁当”。

青空の元で美味しくいただきました。お腹がいっぱいになるとかわい子ちゃんとのだるまさんが転んだ。ゼーゼーして帰ってこられた方も(笑)

"使う・作る森"橋口木材加工センター

そして次に訪れた橋口木材加工センターでは、
木を植えていくことについてお話を伺い、考えていきました。

「未来のために植えている。
 自分たちは植えた木の伐採まで携わることはない。」

という言葉が印象的でした。

木が成長し、伐採するためにはおよそ50年かかります。
伐採まで見届けることは少ないかもしれませんが、未来の人たちのために木を切らせてもらったらその分植えます。
それは当たり前だとおっしゃっていました。

個人的に考えていたのは、「木を植えるのは人間のためなのか?」ということ。人間が木をこの先も使っていくために、切ったら植えるのではないか。それとも地球がより良くなるために植えるのか。
きっと人間のためだけではないはず!と思いましたが結論はあやふや。

結論は出ていませんが、そう簡単に出るものではないし、出て良いものでもない気がします。

この疑問を参加者の方とシェアすると、その方なりの考え方があって。そうやって色々な考えの人と自分の考えをシェアしたり、一緒に考えたり、実際に見たりすることから私は地球や自然を考えていこうと思います。

"生活の中の森" 里の森 ne-Plant-based Cafe&Act

次に向かったのは案内人丸山悟さん(通称まるさん)のカフェ「ne-」Plant-based Cafe&Act”と、周りに広がる里の森。

​まるさんは里の森を通して「森とどう向き合うか」を考えるきっかけになればと話していました。

まるさん
“「屋久島すごい。」「縄文杉すごい。」この感覚だけだと自分と屋久島が切り離されたものになってしまう。そうではなくて, 人とともに自然がある。自然があって人がいる。そんな共生、身近な関係性を感じられれば。”

屋久島からエネルギーを感じることは私自身も多くあります。
特別な場所だと感じることも。ですが人との繋がりや身近さを感じることが多いのも事実。本当に不思議な島だなあと思います。
特別かつ、とっても身近にいてくれる!

森には柔らかい木のチップが敷かれた道がありました。

人が森から「もらう」だけではなく、
森に対してもより優しいアクションを
様々試しているとおっしゃっていました。

そして途中、元気なかわい子ちゃんが走り回ったり、登ったり座ったりする遊び場が。そのかわい子ちゃんが森を案内してくれたり、色々なところにある秘密基地を見せてくれたり。
森と一緒に生きている、を目の前にした気がします。

そして最後はまるさんのカフェ「ne-」Plant-based Cafe&Act”へ。

森へと続く道に佇む “ne-“

「ne-」は “plant-based” 植物由来の食材を扱ったカフェ。
美味しくて安心で地球にも優しい「心地いい食との関わり方」の一つとしてplant-basedと関わっているとおっしゃっていました。

そのお話を聞きながら、私たちも幸せで自然にとっても幸せなことを、探していけば良いのだと感じました。

そしてみなさん「ne-」の美味しいドリンクやスイーツを堪能。みんなで体を動かして, それぞれに感じて考えて共有して。一緒に食べることは幸せだなあとしみじみ感じました。

癒し、大きな存在としての森から身近な森まで。
屋久島の森との関わり方をぎゅぎゅっと感じたような一日でした。
一緒に過ごしたみなさん、ありがとう!

《文:学生ボランティアうっちゃん》



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