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広い視点を持つ重要性

今、世界で起こっていることは、日本人にとっても大きな影響がある。

しかし、その本当の重要性に気付いている人は少ないように思う。

世界的な視点で見ると、ロシアを非難している国の方が少ない。今のロシアとウクライナの戦争の背景は、「今」に始まったことではなく、そこに至る過程がある。

しかし、その過程が報道されることはない。

未だに、2014年から続くドンバス地方への攻撃は「陰謀論」「ロシアのプロパガンダ」という人が多い。さらには、「ナチの排除」というプーチン大統領の発言には「ナチって、いつの時代のことを言ってんの?」などと発言している人もいる。

しかし、現実に「ネオナチ」と呼ばれる人々はウクライナに居た。そして、ドンバス地方への攻撃を止めるためのミンスク合意が締結され、それは2度に渡って、なかったのかのように簡単に破られた。ミンスク合意には、フランスもドイツも参加しており、当時のオランド大統領、メルケル首相もミンスク合意に参加している。しかし、いとも簡単に、破ってしまったことには目をつむっている。(というよりも、初めからロシアをだますつもりだった)

今のウクライナ、ロシアの現状には、その背景があり、ウクライナにロシアが侵攻したという事実だけを切り取ってみても、何もわかることはない。

そして、パレスチナとイスラエルの戦争が勃発してしまった。

日本は、ロシアへの経済制裁に加わっており、ロシアからの原油の輸入は止まっている。その為、95%程度が中東に依存している状態です。

そのような中でのパレスチナとイスラエルの大規模な軍事衝突である。

早速、岸田首相は「ハマスへの非難声明」を出した。

しかし、サウジアラビアは、イスラエルとの国交正常化交渉を中止した。つまり、イスラエル支持ではない。日本の原油の輸入元の第二位はサウジアラビアである。

ウクライナとロシアの戦争の背景と同じく、いやもっと複雑な中東のこれまでの事情がある。それを知らずして、あるいはそれを無視して、イスラエル支持を打ち出すことは日本にとっても、あるいは世界市民の一員としてもやるべきことなのだろうか。

そこに至るには、至るまでの事情がある。

それを知ることこそ、今、最も大切なことなのではないだろうか。そして、世界で暮らす人々は、それぞれの立場で懸命に生きている。その立場の背景を知らずして、私たちは、これからの世界を良くしていくことなどできはしないと思う。

そうであれば、まず知ることが大切だ。知らずして、何も良くすることなどできはしない。

残念ながら、日本語は、日本人しか使わない。しかし、英語では世界中のメディアが、世界中の人々が情報を発信している。少しではあるが、気になる情報をnoteに発信していこうと思う。

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