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誰を見て仕事をしていますか?

社内のクレドレポートの中で、つづったものです。


先日2月1日に仙台市認知症対策推進会議がオンラインで行われました。
その後半部分で、丹野智文さんからのお話を紹介します。
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丹野智文さんは、仙台在住で、39歳の時に若年性認知症と診断を受けました。現在は認知症当事者が相談を受ける「おれんじドア」を主宰。ピアサポートの活動を行なっています。
アンダンチにも何度も遊びに来てくれています。
参考記事 (時間ある時にぜひ一読ください)
https://www.sompo-egaoclub.com/articles/topic/845
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その会議の場で、丹野さんがおっしゃったことは、
内科や歯医の診察の際に、誰に向かって話をしていますか?
多くの方は、患者として来院している認知症のその方ではなく、
付き添い家族に、一番初めに話を聞く場合が少なくない。

・本人のことは、まず本人に聞いてほしい。
・時間をかければ、話せる人も多い。だから話すまで時間をかけて待ってほしい。
・待ちきれなく、話そうとする家族を制止して欲しい。

これは医療のみならず、介護の場面や障がい者をサポートする私たちも立ち返り
考えなくてはならないと、僕は大きく頷いて聞いていました。

事業所に見学に来た際、まず初めに誰に話かけてますか?
名刺は、利用を考えている方、入居を考えている方にちゃんと挨拶して渡してますか?
本人のことを本人に聞いてますか?
話せないと決めつけていませんか?
本当の答えは、その人が持っています。


まず優先すべきは、その本人へのご挨拶からですよね。
まさに行動規範の「リスペクトの心を常に持つ」。
それが対人援助としてのホスピタリティにつながるものだと考えます。

子供も含め利用者さんの前で、「この人○○だよね。」とか「これは出来ないよね」など
話してませんか?それは敬意を払った行為でしょうか?

みなさんは、
誰を見て仕事をしていますか?

一つ一つ丁寧に、ホスピタリティのある組織を目指しましょう。

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