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農業経営!設備投資をするときには考えよう!

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。現在、あらゆる物価が高くなっています。
農業においても肥料、農薬、梱包資材、燃料代、などなどすべてが高くなっていますが、農業設備も鋼材や被覆資材、工事代金などすべてが高くなっています。

特に農業の経営的な特徴は農業ハウスや内部設備など設備は高額ですが、農産物価格は安いので設備投資の回収が長期間にわたってしまうことです。

巨額な投資をして設備を導入し、農産物の売上で少しづつ長期間にわたって回収していくというモデルなのですが、このモデルのリスクは長期間安定的に収益を獲得していける保証はない、、ということです。さらに言えば天候や病害虫に影響を受けやすい農業は常にリスクを抱えている産業であり、薄利なビジネスゆえに何かトラブルが起こると赤字に転落しやすいので、長期間安定的に収益を獲得していくというのは非常に難しい産業であるといえると思います。
 
投資と収益のバランスが悪いんですね。。。
 
そのために大事なことは巨額になりがちな設備投資については、「本当に必要なのか」「この設備を入れると投資回収はどれぐらいになるのか」ということをしっかりと考えることが重要です。

私の知っている農家の方でよくあるのが、例えばハウス環境を制御する環境制御システムを導入しても使いこなすことができず、気が付けばあまり使っていない、、というようなことが多く見受けられます。
メーカーに薦められ夢を膨らませてしまい導入してしまったのでしょうけど、特に精密機器を使いこなすにはしっかりと自分自身が学ぶ必要がありますが、そこに至るまでに挫折してしまい、気が付けば機器・システムが使わずに放置されているということも非常に多いです。
 
本当に必要かどうか、自分に使いこなせるか、などしっかりと考えて設備投資をすることが農業経営では非常に大事です。

【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com


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