欲張らないで、あるものを大切にいただく〜『食品ロス』のために、一人一人ができること〜
こんにちは、サークルメンバーのミチです。
miraiサークルでは、いろいろな環境問題や、
社会問題について話をする機会があります。
その中でも私は、「食品ロス」について関心があり、今回は、そのことについて書かせていただいたいと思います。
もともと飲食店での経験が多く、今まで、パン屋、ケーキ屋、パン工場、レストラン等で働いてきました。
食べ残しや、売れ残りなど、まだ食べられるものを捨てなければならないのは、作り手としては、とても苦しかったです。
しかし、最初はとても苦しかったはずが、毎日毎日捨てていると、だんだんとそれが当たり前になり、忙しさに忙殺されると、捨てることに躊躇がなくなっていったのも、今思えば怖いことだなと思います。
しかし、環境問題について、勉強するようになり、今まで当たり前に使っていた、バターや生クリーム、牛乳などの乳製品、また小麦粉やチョコレート、リキュールなど多くの輸入品などは、環境負担が大きく、その背景には、たくさんの社会問題もあるのだと知りました。
また、大手メーカーのパン工場では、
規格外品や、ちいさな黒い点(食べても問題ないような焦げみたいなもの)がついているものは、躊躇なくゴミ袋に入れられ、すぐにゴミ捨て場へ持って行かれてしまいます。
レーンの上には、大量のパンが休むことなく流れ続け、それをひたすら検品し、次のレーンへと流し続ける作業をしていると、だんだんと感情がなくなり、自分がロボットのようになっていく気がしました。
知らなかったとはいえ、今までたくさんのものをゴミ箱に捨てていたのだと知り、全然サステナブルじゃないなと感じました。
しかも、その裏では、食べられない方もたくさんいるのに…と、やるせない気持ちでいっぱいになります。
そんな時、こちらの記事をみつけました。
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「”賞味期限”から解放されよう」
https://telling.asahi.com/article/14603960
食品ロス問題ジャーナリスト井出留美さんは、
そもそも「食品ロス」は何が問題なのかについて、このようにおっしゃっています。
その上で、『食品ロスを減らすため、1人ひとりができるアクション』について、このようにおっしゃっています。
また、東日本大震災の時、のお話もされていました。
4月に避難所の人たちが栄養不足になっていることがニュースで報じられ、居ても立ってもいられなくなり、宮城県石巻へ向かったのだそうですが、被災地では、届けられた食料が大量に廃棄されている事実を知り、すごく衝撃を受けた、と語っておられます。
私も、とても衝撃を受けましたが、これほど平等という言葉が、もどかしく感じることはあるでしょうか?
でも、自分が支援を受ける側で、自分の目の前で、受け取る商品が変わったら、私はどう思うのだろうかと考え、反省もしました。
人は、窮地に立った時や、余裕がない時、自分の醜い部分が露出してしまうと思います。
普段から損得でものを考えていると、いざという時、その感情が怒りに変わってしまうことがあるかも知れないので、心の働きには気をつけなければならないな、と思いました。
皆さんも、
自分がより得をしたい、より美味しそうで、新鮮で、綺麗なものを手に入れたいと思い、
それが得られない時、なんだか損をした気持ちになってしまった、という経験はないでしょうか?
私も自身も、安い値段でいいものを買いたいと思うことも多く、それ自体は悪ではないと思いますが、大切なのは必要以上に欲張らないことなのかなと思いました。
一人一人が、いまある食品を無駄なく大切にいただく。食品だけではなく、物も然りだと思いますが、その背景には、多くの方が関わってるのだと知り、大切に使うようにしたいと思います。
以前働いていたケーキ屋さんで、紙ナプキンをメモがわりに使った際、「お前は、お金をゴミ箱に捨ててる」と注意をされたことがあるのですが、しみじみそうだなと感じました。
私も、今一度、欲張らないで必要な物だけ買う、買った物は最後まで大切にいただく、というのを徹底したいと思いました。
皆さんは、何を思いましたか?
食品ロスについて、何か実践をしていること、感じることがあったら、ぜひ教えていただきたいです。
以前にも、サークルメンバーが「食品ロス」について書いていたので、よかったらこちらも見てみて下さい。
https://note.com/miraiwakawaru/n/n7ead55501db5
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