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ドイツの若者は地元志向?(2)

突然ですが、私のパートナー(アラサードイツ人)の友達と接していて、ちょっと意外に感じたことをシェアしたいと思います。前回の続きで、地元志向についてのお話です。

まず、パートナーの友達はどの人も英語を不自由なく話すことができます。これは例外的なことではなくて、多くのドイツ人の若者に当てはまることです。理由のひとつとしては、高校の英語の授業かもしれません。ディスカッションの課題があるなど実践的な内容らしく、普段から英語のコンテンツを見る生徒も多いらしい。

興味深いのは、彼らの多くはは日常的に英語を話す訳でも無ければ、留学するわけでもなく、仕事で使うわけでもないということ。英語を生かさないんです、全然。(敷いて言えば英語圏のYoutuberとかエンタメで特をしているくらい)

お仕事といえば、市内の会社か大学、または電車で2時間以内くらいの周辺の町で働いています。夫のある親友は地元の大学で化学の博士課程を終えて、今就職活動真っ最中。彼はアメリカで数ヶ月研究をしていたこともありドクターまで持っているので、望めばアメリカを始め海外でも十分仕事はあるはずです。でも、彼の彼女は今地元にいるので、彼女に電車で1-2時間で会いに行ける範囲で仕事を探しているらしいのです。


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↑ベルリンの湖畔、秋の澄んだ空気が気持ちいい

こういう人生の選択はちょっともったいないとか思う人もいるかもしれません。彼らを見ていて思うのは、自分にとっての快適さや、自分の趣味、大切な人との関係をいちばん大事にしているということ。人生無理してないというか、誰かと自分を比べたりしないで、着実に自分の人生を歩んでいる。そんなことを思います。

自分が不安定なとき、どうしても周りと比べたり、社会の風潮に流されたり。英語とか、プログラミングとか、国際化とか、世間では色んな声が聞こえますが全然もっとゆるく生きる正解も全然あるよというお話でした。

もし私をサポートしていただけましたら、本当に感無量です、、。たまに、日本からドイツに欲しい本を送るのですが、送料が高いのでなかなか頻繁にはできません。その軍資金にさせていただきます!