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ドイツの若者は地元志向?(1)

海外留学、海外インターン、海外で就職。そんな言葉が若者をけしかけるかのようにメディアで飛び交うようになって久しいです。私が就活していた頃、5年くらい前には既に社会の中で「内向きの若者」に対する風当たりは既に強かった気がします。英語を話せたほうが、海外に出たほうがいいんじゃないかとか、私も18の頃思っていました。

最近わかったのは、ドイツのふつーの若者は結構地元で進学、就職する人が多いということです。

まず、日本のように、大学進学のために「上京」するのは結構珍しいこと。ドイツには偏差値も大学ランキングも無く(大学名より成績が大切です。)、地方都市にも創立数百年の立派な大学があるので大学進学組はそのまま地元で進学する人が多いです。大学によって多少有名な学部というのはあるので(特に医学や音楽とかは)それを理由に別の町から進学してくる学生はいるみたい。

そして、多くのドイツ人にとっては家族やパートナーとの時間がとても大切です。だから、大切な人と遠く離れた場所に留学や就職をするのは結構「すごい」ことらしいのです。

もちろん留学する人も珍しくありません。ただ、ヨーロッパにはエラスムスという留学制度があって、EU内なら簡単に留学(遊びに行く感覚の人も多い)できます。EU内なら簡単に帰国もできるし。

ある知人はオランダに1年間留学してました。西ドイツからオランダ。そうです。超近いのです。彼女は電車で2時間くらいで実家に帰ってました。日本などアジアに留学する人はまれで、よくそんな遠くに行くよね、タフだよね、勇者的留学生はそんなイメージを持たれることも。

以前書いた記事をちょっと直してみました。

次回はドイツの若者と英語についてお話しようと思います!


もし私をサポートしていただけましたら、本当に感無量です、、。たまに、日本からドイツに欲しい本を送るのですが、送料が高いのでなかなか頻繁にはできません。その軍資金にさせていただきます!