心の鮮度を保つために、自分と人と向き合う時間が必要だ。
はじめに
世の中どうにもならないことが多すぎる。
どうにもならないことに頭を使いすぎている。
日々そう感じながらも私は今日も無駄な思考を巡らせ、文章を書く。
生きていると嚙み砕きたい思考のメモが増えていくが、このようにnoteに書く時間が取れない。
前に比べたら書く頻度は上がっているものの、自分の時間が無い。
ゆっくり時間を取って本が読みたい。
しかし、人は暇な時間があると良くない思考を巡らせることもあるので、時間が無いことは良いことでもあるが自分と向き合う時間がないことは困ったことだ。
時間が無いこともさることながら、書き溜めているメモの内容が今の私が書きたいテーマではないこともある。
そういう時は良い文章が書けない。
血が通っていない文章はとても軽く、そしてぼやけてしまう、だからこそ文章は鮮度がとても大事なように思う。
鮮度が落ちないうちに、今週私が感動した事を書いていこう。
夏目漱石の『こころ』について
今、夏目漱石を読んでいる。
青空文庫アクセスランキングの堂々たる1位を獲得している作品だ。
ちなみにまだ読み終わっていない。
3分の1くらいしか読み進められていない。
きっと普通に学校通っていたら、1度は目にしたことがある作品なのではないだろうか。
私は授業受けていないので、学校では作品のどこを切り取られて授業に出てきたのか興味がある。
知っていたら教えてほしい。
3分の1しか読み終わっていない、そんな私が1人さめざめと泣いた箇所があった。それが先生のこの台詞だ。
傷ついた心が、人に心を開け渡さないとさせている。でも、本心では人を信じ、大事な人を作りたいと思っている。
きっと誰しも感じた事がある感情だろう。
それをとても綺麗に、心理描写を丁寧に。
あたかも私の持ち合わせた感情を、ここに書き出しましたよ。とでも言うように。
私は、はらの底にこの文章が沈んで
ずっと求めている、私の願望、本質を暴かれた気持ちになった。
さいごに
本と丁寧に向き合おうとしていると、愛しさを抱いてしまって。
読むたびにワクワクしてしまうし、疲れてる時は勿体無いから読まないように無意識に避けている気がする。
それは疲れて心が麻痺していると、通常時に揺さぶられるはずだった感情が揺さぶられないかもしれないから。
大事な機微を察する事が出来なくなるから。
これは人と向き合う時と同じだよね。
常に余裕を持って生きていかなきゃいけないな。と改めて気付かされました。
そんな私は今、余裕を持つ為にお昼寝したい気持ちでいっぱいです。
お布団が私を呼んでいるんだって。仕事している場合じゃないよまったく。
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