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文学フリマ東京37に出展いたします💐

 明日、11/11(土)東京流通センターにて開催の文学フリマ東京37に出展いたします🕊️はじめての文フリ、はじめてのZINE販売です(どきどきだ〜)。

 高校の同級生・美帆ちゃんと一緒にエッセイ本をつくりました。タイトルは「踊り場でおどる」です。ブースは【E-13】です。

文庫サイズ/600円

 これは、同じ高校で3年間を過ごした七成と美帆の共著です。
 チアダンス部のキャプテンだった七成と帰宅部で美大を目指していた美帆。ふたりが見ていたまるで違う景色を、デッサンするように、ていねいに、文章に起こしました。

 あの頃私たちは、同じ箱の違う階の踊り場で、それぞれのダンスを踊っていた。
 それを知らないまま大人になって、出会い直して、こうして一冊の本をつくることになりました。

 このことを知ったら、17歳の自分はなんて思うだろうか。思い返せばまぶしい日々を、この本の中に閉じ込めて、どうかいつまでもひかり続けますように。

 美帆ちゃんとは高校時代にはほとんど喋ったことがなく、仲良くなったのはこの1年くらいです。だけど私は学生の頃から美帆ちゃんのつくるものがずっと好きだったし、美帆ちゃんが持っているあたたかくてやわらかい雰囲気をすてきだなあと思っていました。

 文フリに出たい気持ちは数年前からずっとあって、でも怠惰な自分の性格のせいでなかなか行動に移せずにいました。そんなとき、僕のマリさんのエッセイ『書きたい生活』を読んで、マリさんが今の私と同じ、26歳のときにはじめて文フリに出たことを知って、「今しかない!」と思ったのです。

 私には逃げない理由が必要だ。そのためにも、誰かと一緒に本をつくりたい。そう考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが美帆ちゃんでした。
 ほとんど衝動的に美帆ちゃんにLINEをして、「ぜひ!」と言ってくれたときはすごくすごく、うれしかった。

 どんな本をつくろうか、と最初に話をしたのは横浜のジョイナスにある喫茶店でした。そこで美帆ちゃんが「高校のときの話が書きたい」とアイデアをくれて、当時接点が全くなかったくらいに異なるふたりの高校生活を、それぞれの視点からイベントごとに書くことになりました。

 それから原稿を書いて、美帆ちゃんが表紙をデザインしてくれて、なんとか本が完成して、ついに明日は文フリの日です。

 自分の本をつくるだなんて、なんてすてきで面白い遊びだろうか。改めて振り返ると、美帆ちゃんがいなかったら何もかたちになっていなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
 高校生の私に「あなたは数年後、美帆ちゃんと一緒に本をつくることになりますよ」と伝えても、たぶん信じないと思う。人生なにがあるかわからないです。

 そもそも私のエンジンになったエッセイ『書きたい生活』も、前の職場の同期が紹介してくれた人から教えてもらった本で、あの出会いがなかったら文フリに出ることもなかったかもしれない。
 いろんなことが重なって今があるのだと、改めて感じています。それがおもしろくて、たのしくて、幸せでたまりません。

 本をつくるにあたって、卒業式ぶりに母校へ行き、写真を撮ったりもしました。写真は本に挟み込む予定なので、そちらも見ていただけたらうれしいです。

 「踊り場でおどる」の他に、noteで公開した記事を一部加筆修正して刷ったポスターも販売させていただきます。

 はじめての文フリ、とってもとってもたのしみだ〜。すごくいい本をつくることができたと思うので、来ていただけたらうれしいです。

 11/11(土)、東京流通センターでお待ちしております!

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