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フリーランスでも順調だったけど会社員になることにしました

タイトルの通り、2022年3月から会社員になります。

2018年に開業届を出し、(会社員になることを決めた)2021年までフリーランスとして仕事をしてきました。当時人間的にもビジネススキル的にも未熟でからっきしダメダメな時期もありつつ、最近はありがたいことにたくさんお問い合わせをいただき、様々な人とつながりお仕事をさせていただきました。

このまま事業を続けていって、得られるものもたくさんあったと思います。もっと事業を加速させていく選択肢もあったけど、ここらでピリオドを打ち、もう二度とやらないと思っていた会社員になることにしました。

何年も前、心身のバランスを大きく崩し働くことが出来なくなった時期があって、そのときからずっとずっと働き方を模索してきました。この道が無理ならあっちはどうか、あっちもダメそうだからそっちに行こう、と、のらりくらりやってきて行き着いた先がフリーランスという働き方でした。

すべてを自分で決めて、ゼロからイチを作っていき、自分を食わしていく働き方は嫌いじゃありませんでした。でも、ずっとこの働き方をするわけではないと心のどこかで思いながら始めたことでした。じゃあどのタイミングで考えるか、それは未来の自分に任せようと思ってここまでやってきました。

その未来の自分がついに2021年秋頃に現れました。ひょんなことがトリガーとなって、この先どうしようか…と悩むタイミングがありました。

産業カウンセラーの資格を取ったしそっちで仕事につなげていくか、法人化を目指すか、それとも全然別のことを…。様々な選択肢のカードを目の前に置いていきましたが、その中で、一番のけものにしていた選択肢である「今のスキルを活かして会社員になる」のカードについて一度先入観などを捨てて考えてみることにしました。

フリーランスになった当時、私の心の中は結構ボロボロでした。いろいろな強迫観念に支配されていて「ちゃんと働かなきゃ」とか「もう二度とあの頃に戻りたくない」と働けなくなった時期のことが大きな傷になっていました。そんなときに出した答えである「もう会社員は無理」という価値観は、あまりにも大きな主語だったし、再考の余地があると思いました。

「会社員は無理」をもっと細かく分解していくと、出来ないこと・したくないことが明らかでした。「プライベートを犠牲にするほど常習化された長時間労働は出来ない」「物理出社を毎日は出来ない」など、これらはピックアップした一部ですが、とにもかくにも出来そうになく、したくないことがあるから会社員になれないと思っていました。

でも、これらは会社員であってもやらなくて済む環境はあるなと感じました。リモートワークが当たり前になり、ワークとライフのバランスをよく考えている企業もたくさんあって、自分ごととして会社員を選んでいけそうだと感じるようになりました。

不思議なことに、そんなことを考えて少しずつ情報収集を始めていた頃、ずっと大好きだったサービスの採用に関するお話をいただき、あれよあれよという間に選考が進み、採用していただくことになりました。

改めて思ったのが会社ってすごいなということで、「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」というよく聞く言葉がありますが、まさにこれだなと思いました。

フリーランスをやっていて観れた景色は、やっぱり一人で観れる景色の以上でも以下でもなかったと思います。でももっと先の景色を観るには「みんな」と行かねば観れない。私がフリーランスとして働くことにピリオドを打った理由は、これが大きいかなと思っています。もっと遠くの景色をみんなと観たいな、と。

ここに書いていないけど、とても合理的にこの先のキャリアを考えたり、厳しいことを自分に問いながら決断しました。私の信条として、選んだ道は正しいと思いながら生きていたいと思っています。どの道が正しいのか、と考えるのではなくて選んだ道を正していきたいなと、そんなことを思いました。

正直今は、漠然とした不安に包まれています。ちゃんとやっていけるかなとか、成果を出せるかなとか、よくあるありきたりな不安にふんわり包まれている感じ。でもこれらは健全な不安だとも思うので、これから少しずつなくなっていくだろうなと思ってあまり気にせず放っておいてます。

そんな感じで、久々に会社員になったり数年住んでいた家から引っ越ししたり久しぶりに新生活!って感じです。がんばって生きようと思います。

※ちなみに、就職先はオープンにしないことにしました。クローズな場所で知ってほしい人だけにお伝えすることにし、今後プライベートに紐づく情報はなるべくオープンにしていかないことにします。Twitterやnoteは時々書きたい衝動に駆られたら書きたいと思います。

駄文が捗ります