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映画「陽だまりの彼女」感想

何もすることのない三連休の中日に見て、期せずして涙してしまった映画の感想です。
上野樹里さん(渡来真緒)と松本潤さん(奥田浩介)が主演なのではずれはないだろうと思いつつ、見始めました。
ネタバレにならないようには気をつけましたが、そこかしこにこぼれてしまいますので、ご注意ください。

最初は中学の同級生が社会人になって再会する、あるあるなお話と思っていましたら、真緒が記憶喪失で、過去になにかあった系の純愛ものかと思いきや、途中からこれはもうファンタジーなのねと言う、全く違う方向に行ってしまい、びっくり。
脇から見ていた娘のコメントで話の流れがやっとわかりました。

以前、妙に男の子しか出てこないなあと思ったいた所、ボーイズラブ系とわかり、娘に最初からわかるでしょ?と言われた時と同じ衝撃を受けました。

主人公のお二人は結婚してからも仲がよく、このように大切にしてくれる人と出会えるなんてと羨ましさでいっぱいで、それ故、別れが近づいて来た時の寂しさがひとしおでした。

真緒がにゃんぱらりんとマンションから落ちる子供を助ける所はまさにファンタジーです。

最後のほうの真緒の正体がわかってからの会話で浩介が、「お前、ブライアン(金魚)食っただろう?」と言う所ではシリアスながら笑ってしまいました。
人間になったんだから何も金魚食べなくってもと思うのですが。
と言うことはこれまでは、ご飯ではなくお魚だけ食べていた?

突っ込み処満載ではあるのですが、ファンタジーだからいいんです。
随所に出てくる江の島の風景も心が洗われます。
真緒という名前にも仕掛けがあって、途中であっと気づきました。
ラストシーンでは主人公たちに幸せな未来がありそうな、また同じことを繰り返すような感じでしたが、是非是非今度こそは幸せになることを願うのでした。

だって、猫好きだから。

最後まで読んでくださってありがとうございます。



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