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大好きなNetflix番組の話

まだ韓ドラにハマる前、大好きで10回くらいみたNetflix番組があって。
"Queer Eye"シリーズのタンが司会を務めている"NEXT IN FASIOIN"という番組。

世界からファッションデザイナーが集まって、毎回短い時間でテーマに沿った衣装をデザイン、縫製。各回の最後はモデルたちがその衣装を着てランウェイを歩く。

参加者は自分のブランドを持っている人もいれば、数年前にデザインを始めたという人、有名大学でファッションを学んだ人、独学の人などさまざま。過去の実績は一切関係なく、優勝者には2万ドル(2700万円ほど)と、世界的なアパレルのプラットフォームで出店できる機会が与えられます。

アラサー以上の方には、「ワールドワイドなTVチャンピオンみたいなやつ」と言えば想像しやすいかも。その"NEXT IN FASHION"の新シーズンが3月3日に配信されました。

途中までみたけど、シーズン2も面白い。
シーズン1よりデザイナーのクオリティが上がっていて、映像の編集やセットもより豪華で凝った仕上がりになってる。(でも個人的にはシーズン1の荒削りな感じも好きだった)

進行役兼審査員は、「ネットフリックスの顔」とも言える「クィア・アイ」シリーズのタン・フランスと、スーパーモデルのジジ・ハディッド。

タンはシーズン1からの続投。というか、タン以外にこの番組のホストは考えられない。デザイナーより、デザインされた衣装たちより、なによりタンの魅力がすごいです。

「クィア・アイ」のように、デザイナーたちの個性を受け止めて、自己主張や自己表現の手助けをしたり、さらに上の創作ができるように鼓舞したり。この番組にハマってから、Netflixの他の類似番組もいくつか見てみたのですが、やっぱりタンのような懐の深さと出演者への愛を感じられる番組は他にはない!

毎回、シーズン1と2を見ていて感じた審査の基準は、

・テーマに沿っていること
・テーマの範囲内で自分らしさを表現すること
・自分のコンフォートゾーンを抜け出してさらに一歩先のものにチャレンジする姿勢
・ランウェイで映える、チープに見えないもの
・型にハマっていない斬新なアイディア
などなど。

オリジナリティを出しつつも、テーマとかけ離れてはいけないし、毎回自分の慣れたスタイルだと審査員にチャレンジしていないと受け取られるし、既製品のようにただ「綺麗」なだけのもの作っても落とされてしまいます。なかなか難しい。

参加者は国籍も年齢もジェンダーも個性豊かで、得意分野も違います。
コンセプトを決めるのは得意だけど実際に形にするのが苦手なタイプの人、逆に縫製技術は高いけどいつもワンパターンのデザインしかない人。

でもやっぱりアイディアと技術のバランスが取れていないと最後まで残れないようです。自分のナショナリティ、文化、価値観など、自分の全てを総動員してそれを衣装に落とし込める技術を持った人が残る印象です。

デザイナーたちの一生懸命な姿がとても眩しい。ライバルだけど、時に助け合う出演者たち、最後まで決して諦めない彼らの姿に涙してしまうシーンがたくさんあり、勇気をもらっています。

見たことない方、ぜひ見てみてください。めちゃくちゃおすすめです。


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