太陽がさんさんと降り注ぐお昼過ぎに自宅の前まで出ることになった。

うっかり日焼け止めとマスクを忘れてしまい、日陰を探しその中で用事を済ませた。
見知らぬ通行人、工事現場でお仕事をする方々、配送業で忙しく駆け回る方々。
私の目から入る情報は自宅にいる時よりも多く、普段は湧き上がらない感情が芽生えるのがわかった。

一私は日陰の人間一

太陽を避けながら生活する今の私にぴったりの揶揄だ。堂々と上を向いて青空を眺める日のことを妄想しながら、いそいそと自宅に急いで戻った。

すると玄関のドアの前に見たことのない虫が歩いていた。コオロギのような見た目で、薄緑の体に黒の斑点模様がたくさんついていて、まるでドラゴンボールZのキャラクターに出てくる「セル」のような。

「君は外来種ですか？」
と、思わず問いたくなるような奇妙な虫に私は目を奪われ、玄関のドアを開けずに私の足をスススッと近づけて「セル君」(勝手に名付けた)の動きを確認した。「セル君」は足を近づけるとそれを避けるように前進して歩いて進んだ。私の近づいた分だけ「セル君」は移動してピタリと止まった。

「セル君」が私を認識して動いていることを確信した私は、さらに足をスススッと近づけて「セル君」とコミュニケーションをはかってみた。
すると「セル君」は私が近づいた分だけ私と離れるように前進して動いた。
このやり取りを5回ほど繰り返したと思う。

「セル君」は玄関のドアの前から玄関のドアの端の物陰まで移動して、そこからジッと動かなくなった。まるで私の自宅の前から離れたくないと訴えているように感じた。

「セル君」は日陰の人間の私から離れたくないのか？と勝手に愛おしさがこみ上げてきて、私は自室に帰ったら「セル君」について取り上げたnoteの記事を書こうと決めて今に至る。

今、私が心配しているのは、
「セル君が本当に外来種の昆虫で、日本にいてはならない種類の生き物だったらどうしよう。」
ということ。

もし、昆虫に詳しい方がいらっしゃいましたらコメント欄でいいのでセル君の情報を教えてください。日本に住み着いてはいけない昆虫だったら駆除をお願いしないといけない(???)ので。。

私は日陰の人間ではありますが、「セル君」のような謎の昆虫ではなく前川咲紀という芸能プロダクション所属の物書きのタレントです。
余計なお世話かもしれませんが個人的な希望で、「セル君」もよくわからない見た目をしている謎の昆虫だけれど、私のようにちゃんとした昆虫の名前がついていて日本に所属してもいい昆虫界のタレントであったらいいなと思います。
そうじゃなきゃ、もう二度と会えないかもしれないから寂しいのです。

玄関の前で少し出会っただけですが、私はこのように「セル君」に愛着心が湧いてしまっています。
もし無害な昆虫ならまた外に出た時に会えますようにと願いを込めて。
「セル君」お元気にお過ごしください。
私は虫は苦手なので、自宅の中には入らずどうぞ外をお楽しみください。自宅に入ってきたら退治します。愛着があるのに、酷いこと書いてしまってごめんなさい。許してね。

R5.5.17の記録

見出し画像は稲垣純也様にお借りしました。稲垣純也様のお車に張り付いた虫のお写真ですね。この虫より「セル君」はサイズが大きく、柄がまさにドラゴンボールZのあのセルのような感じで色は薄緑でした。稲垣純也様のようにお写真を撮るスキルが私にあれば「セル君」を撮ることもできたのですが、できませんでした。うっかりしてました。

そして唐突に！現在の私のnoteの総閲覧者が13万3千人いらっしゃいます。たくさんの方が閲覧してくださっているみたいで、とてもありがたいです。記事を読んだらスキを押してくださって問題ありません！むしろ押してください！♡をポチッとしてくだモチベーションに繋がります！良記事を書くための原動力にも繋がりますのでよろしくお願いします！♡(スキ)はnote非会員の方でも押せます！！！　

最後まで読んでくださってありがとうございました。今日の記事はエッセイですかね？
なんとなく「セル君」の情報を集めたいので全体公開にしておきます。

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