「コミュニケーションをとる」という強制力が心地よい
1月9日(水)(つまり今日)の19:30〜20:30、わたしが運営する民泊「andgram」で動画配信をおこなった。
テーマは「下川の偏愛を集める」。
わたしが暮らす、北海道下川町には、○○マニアが多いのではないか?という仮説のもと、1ヶ月に1度「○○が好き!」「○○でいくらでも語れる」という下川在住の方をお招きし、その○○について、語り倒していただく──というもの。
記念すべき第一回目の○○は「ボードゲーム」だった。
わたしなりに「ボドゲの話をしたら絶対おもしろいだろうな」というめどはあったけれど、わたし自身そんなにボドゲをやらないから根拠はなかった。
けれど、フタをあけてみたら、想像以上におもしろすぎた。
なぜ第一回目のトピックは「ボードゲーム」だったのか
わたしが下川町に移住する前、動画にご登場いただいている奈須さん(動画内右端)には、一度取材をしたことがあった。
取材の際「ボードゲームが好きすぎて、ボードゲームを自分で開発したり、販売したり、月1ボードゲーム会を下川町で開いている」というお話を聞いていた。
「好きすぎてボードゲーム屋さんになるってどういうこと??」と強烈に覚えていて、下川へ来てから、奈須さんが開催しているボードゲーム会にも何度か参加したことがある。
夜19時から23時まで実施、というのが公式スケジュールで「平日のど真ん中に23時までやるの?マジで?」という気持ちになったが、実際大人も子供もごちゃ混ぜになって23時、もしくは日付が変わるまでわいわいボドゲで遊んでいた。
熱狂している人たちがたくさん町内にいて、しかもすでにコミュニティができあがっていたから、わたしのとっぴな思い付きにも乗ってきてくださるだろう、と思ったのだ。
あと、最近ボードゲームがブームになりつつある、というのも、第一回目のトピックに選んだ理由だった。
ブームになるのはなぜなのか、理由を知りたい、という思いもあったから。
コミュニケーションを取らないゲームはない
動画の後半(40:00くらい)、ボードゲームの何が魅力なの?という話をしているのだけれど、
・一つのボードゲームが安く、同じボドゲで何回も遊べる。コスパがいい
・ゲームの対象年齢が広い(ほとんどのボドゲは5歳〜99歳まで!)
・ボケ防止になる
・コミュニケーションを取らずに成立するゲームはない
・価値観がまったく違う人とやる方がおもしろい
ざっくり、この5つの魅力に集約される。
わたしが特に「ボドゲすごい」と思ったのは、太字のふたつ。
囲碁や将棋、トランプなんかもボードゲームの一種だけれど、どれも会話というコミュニケーションは特に必要ない。
けれど、ボードゲームはコミュニケーションを取らないとおもしろくならない。
しかも、一緒にゲームをしているメンバーは普段だったら友達にいないようなタイプの人だったり、性格がまったく合わない人だったり、価値観が正反対の人だったりする。
だからこそ、大どんでん返しがあったり、番狂わせがあって、おもしろい。
面倒なコミュニケーションは、どんどん簡略化されて「察すること」の偏差値に依っている気がする。
でも、ボードゲームはコミュニケーションという手間暇が、場を沸かせ、心を踊らせる。
もちろんボードゲーム以外にも、同じような側面はあるのかもしれないけれど、下川町の人々の一部には、その手間暇さえ楽しめる、むしろそれを楽しんでいる気概がある、ということを知れた。
なんだこれ。
めッッッッちゃおもしろい。
本当は「ボードゲームはボケ防止にいい」という話とか「ボードゲームの多くはストーリー設定がある」という話もしたかったけど、初回だし、話が広がっていきそうだったので、やめました。
というわけでボードゲームの回は、日にちをあけて第2回目をやりたいです。
ちなみに「偏愛ナイト(?)」第二回目は、2月の上旬に配信できればな、と思っています。
トピックは、アーティストの「Perfume」になる予定。
お楽しみに。
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