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自分の影をかたちづくる|「アナグラサーカス」出演者ご紹介②

「ふつうって、なんだ?!」。

この問いとの付き合いは長い。

光の当たりかたで、形や濃さが変わる自分の影のよう。

一生、自分の影に気づかない人もいるし、ジッと向き合う人もいる。

つかず離れずで、影とお付き合いする人もいれば、気になってしようがない、という人も、いる。

近くて遠い、わたしの知らないわたしのような……そんな影を、どうかたちづくるかは、人それぞれ。

2月14日には、さまざまな表現をする方々に集まっていただき、おのおの自分の影をなぞる。

場に込められた熱が、誰かの影を誘発するかもしれないし、こわくて目をそむけたくなるかもしれない。

が、その“何が起こるのか分からない”状況に、今から緊張を覚える(わたしは何もパフォーマンスしませんが)。

さて、「アナグラサーカス」本番前、お声がけしたアーティストたちにコメントをいただいているのですが、今晩はこのお二人から。

アオイヤマダさん

機械で作られた美しさを見た翌日、朝焼けに溜め息がでる。

日本は小さい国と思う時もあれば、北海道は大きいなぁと思う時もある。

遠く離れた場所でも、時間は同じ様に進む。

日常に生まれる矛盾と、

北海道の名産について、

赤と黄で表現致します。

ちびもえこさん

アオイさんと一緒に表現できるのは

私にとってとても幸せなことです。

北海道の大地からどこまで届くのか、

ふたつの色が重なり合う時

私達は何色になれるのか、

それは2020年2月14日 アナグラサーカスにて表現させて頂きます。

(おふたりのInstagramの投稿のうち、わたしが特に好きな投稿を添えて)

わたし自身、ずいぶん前だが、モダンバレエと新体操をやっていた。

それゆえか、身体表現(ダンスでも芝居でも)をつづける人に対して、どこかうらやましいと思っているのかもしれない。

自分のからだは、どこまでも自由で、どこか不自由だ。

まっすぐ立っているつもりなのに猫背だったり、笑っているつもりなのに「目が死んでいる」と言われたり。

コントロールがきくようで、きかない。その逆もまた然り。

その自由と不自由の接点を、つむぎだすと、影を生む。

時には無慈悲に、影を葬る。

誰にでも与えられる“からだ”一個で、自由と不自由を行ったり来たり、その往来で、見えなかったものが見えてくる。気がする。

つまり、わたしが近くでおふたりの影がかたちづくられるようすを、拝見したいんです。

ああ、たのしみ。

「アナグラサーカス」詳細

開催日:2020年2月14日 18:00〜21:00
チケット:無料、投げ銭制
タイムテーブル:
 1) 18:00〜18:30
 木村和博さん作・演出 下川町民出演のお芝居 
 2) 18:45〜19:30
 アオイヤマダさん&ちびもえこさん ダンス 
 3) 19:45〜20:15
 一川華さん作・演出 下川町民出演のお芝居
 4) 20:30〜21:00
 あそう つばささん 『粗忽長屋』をアレンジした落語
定員:あとわずか……!!
会場:アナグラム(北海道下川町)場所の詳細はリンクへ

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