「わたしのためのもの」でないなら忘れられてしまう
人間というのは、たいそう弱い。
「絶対に痩せるぞ」と意気込んだその日の夜に、お菓子をつまんでしまったり。
「明日から本気出す」と言っているうちは、本気が出ない。
「小説家になりたい」と言いつつ、一作も小説を書いたことがない人がいるように。
弱さを知っているから、ごまかすように、都合のいいことばかり覚え書きをして。
かく言うわたしも、12月から平日毎日noteを更新しようと決めたのに、出張にかまけて昨晩の更新を忘れてしまった。
決意ばかり重ねても、軽やかに自分を裏切ることに辟易する。
とはいえ、自分を癒してくれるもの、助けてくれるものに、人はお金を出す。
時間をついやす。
だから「習慣が自分を救う」成功体験が、必要だ。
続けることと、続けたことが評価されるかどうかは、まったくのべつ問題。
そもそも評価されることを求めて始めたわけではないけれど、「わたしのためのもの」であり続けないと、出しても出しても読まれない。
出しても出しても読まれないから、「習慣はわたしを助けてくれない」となおざりにして、また自堕落。
忘却の彼方。
自分で自分のためになるように育てなければ、大切に育み始めたはずの自分にも忘れられてしまうのだ。
せめて、世知辛い世の中ですもの、自分が自分を助けてくれることくらい、確信を持って、肯定したい。
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