見出し画像

結婚と出産の呪縛


逆上がりみたいに、当たり前のようにできると思っていた結婚。

結婚願望が強かった20代後半、結婚を考えている人がいた。お互いのタイミングが合わずに別れてしまったけれど。きっと、あの時が結婚願望が強かったピークだ。

前職を辞めたきっかけは周囲の結婚だった。やりたいことを自由なうちにやろうと、旅に出た。帰国後、時間が進むに連れて仲の良かったメンバーはどんどん結婚していき、帰省したときや休日は声をかけにくくなった。取り残されている気持ちでいっぱいだったけれど、旅を選んだことは全く後悔していない。

人生、楽しければいいと思っていた。

好きな仕事をして、好きな場所に行って、会いたい時に会いたい人に会って。それだけでいいと思っていた。

でも、やっぱり必要としてくれる人、そしていつも想ってくれる絶対的な味方になってくれるパートナーが欲しいと強く思うようになってきた。それだけでどれだけ今より強くなれるだろう。そのためには自分が選ばれる人になるようもっと成長しないといけないんだけれど。



結婚は何歳だってできる。でも、子供は?


女性の体にはリミットがある。そして、うまく妊娠ができる体なのかもわからないし、高齢出産は調べれば調べるほどネガティブな情報が出てくる。健康な生活を送っている人もいるし、鵜呑みにしてはいけない、そう頭では思っていてもリスクがあることに違いはない。



結婚と子どもを授かることだけが幸せなことじゃない。



何度も何度も自分に言い聞かせてきた。言い聞かせている時点で「結婚」「出産」=「幸せ」の呪縛は、心の奥の方にあってなかなか消えずにいるのだ。

これまでずっと幸せだったし、誰かに否定されるような人生は送ってないと思う。有意義な人生を送ってきたし、誰から何か言われたとしても、37年間これはわたしの人生。

結婚してなくても輝いている同世代はいるし、自分が突き詰めたいことを体現している女性はとてもかっこよく輝いてみえる。焦らず、自分なりに歳を重ねていこう、それでいいやん?



でも、やっぱりいつか結婚したいんだな。依存したいんじゃなくて、家族がほしい。心から大切にしたいと思ったひとと一緒に歳を重ねて、同じ景色を見て、お互いの価値観で相手を敬い尊敬して知らない世界を知っていく。誰かと一緒に人生を歩んでいきたい。一人じゃなくて二人で人生の旅を楽しみたい。なおかつ家族が増えていったらもっと嬉しい。



家庭に問題があったためか、反面教師で絶対に幸せな家庭をつくってやると気持ちがある一方で、同じようにうまくいかないんじゃないかと、恋愛をするのがとても怖い。なかなか異性を信用したり、好きになることができない。恥ずかしいよね、この歳にもなって。

トラウマを言い訳にずっと逃げている。好きな人にも気持ちを伝えることもできず、そのまま気持ちを切り替えようとしている。

子供だってほしい。大きくなったら旅の話をしたり、きれいな海を眺めながら一緒になってはしゃいだり、ピアノを演奏しながら、きらきら星なのかアンパンマンの曲なのかわからないけど一緒に歌いたい。



わたしの悪いところは、口で「こうなりたい」と言いながら全然行動できていないことだ。2021年こそ、変わないと。絶対に。

ありがとうございます!これからも旅先や日常で感じたことを綴っていきたいと思います。旅で世界を、もっと素敵に。