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怒りの感情とHSP

「怒る」って体力が必要な気がする。

わたしは「怒る」に到達するまでにいつも力尽きてしまう。「諦める」が正しいのかもしれない。

きっと、これまでもいろんな場面でヒト、コトと向き合うことから逃げてきたのだと思う。そもそも関わりたくないし怒っても無駄、と感じて感情が引いていったこともあったのは事実だけれど。

声に出して怒りの感情を表に出すことはほとんどないし苦手だ。頭にくることはあるし、愚痴をもらすことはあるけど、消火器にすぐに火を消されたかのように感情がしぼんでいく。小中学校の時、男子と喧嘩してたときがきっと一番怒っていたな。喜怒哀楽の「怒」は本当に欠落していて、時折り何を考えているのかわからないと言われることもある。

怒ったってどうしようもない。反発しても何も変わることはない。怒りの感情をコントロールしているかのように見えて、人に期待しない、正面から向き合わない、自分が悪かった、自分がどうにかすればいい。我慢すればいい。

そんな形で怒ることから逃げてきたんだと思う。これでいいのか?わからない。怒らない人は別に優しいわけなんかじゃない。


話は変わって、最近分かったのは自分がHSP気質だということ。診断テストをしたらほとんどが当てはまり、過去の経験を振り返ってもそういえばあのとき……と思い当たる節が多い。HSPのことを今更ながら知ったときショックではなかったし、なるほど!と納得することができた。

どちらかというと、HSS型HSPなのだろうか。刺激を求めて外の世界に行くけど結果刺激に疲れてしまう二面性があるらしい。内向的だけど外向的な一面もあるんだとか。

旅がいい例。旅をしている時の自分は開放的で積極的で本当の自分でいられるような気がする。もしかしたら旅が、これまでのバランスを保ってくれていたのかもしれない。海外に行けば自分のことを知らない人だらけ、何も比べることはないし。どちらが本当の自分なの?旅をしているときが本当の自分だったらいいのに。

日本にいるとSNSのタイムラインもそうだし、社内も社外のコミュニティにも好奇心に溢れた活発な人が多いから、自分の心が保てていないときに目にすると制御できなくなり見事に負荷がかかる。仕事柄SNSは見るので、よっぽどの時はミュートにしている人もいるし、あらゆる通知を全部オフにして遮断する。何かの通知音が鳴るたびに疲弊していくから。

そう考えると、最近騒音、情報から離れたいと願うことが多くなってきた気がする。ネガティブな感情が大きくなり、もともと低い自己肯定感もどんどん下がっていく。重いなぁこんな話(笑)めんどくさいって思われちゃんだろうな(ほら、もう気にしてる!)

病気じゃないから、「治す」ことはないらしい。これは病気ではなく気質。自分自身が認めてあげて、うまく付き合っていくしかないみたい。自分を大切にできるのは自分だけだから。

弱い自分を曝け出すのは嫌だけれど、溜め込むのがいちばん良くないらしい。わたしはどんなことも声に出して伝えるのが本当に下手だから、noteに書いておくことにした。それに、HSPを理由にしていろんなことを避けたくないなとも思った。

気をつけるポイントは以下らしい。

自分を責める前に、自分の中で生まれた感情を受け止めること
感情をアウトプットする(日記を継続しよう)
とにかく睡眠を(7〜8時間は確保する)
趣味に没頭する(音楽だな)
マインドフルネス(呼吸が大事らしい。全集中かて)

疲れやすい日常を心地良い日常に変えていくために、向き合ってやっていくしかない。幸いにも、HSPは音楽との相性がいいらしく、特に自分で演奏することで癒やしになるので、音楽からしあわせを感じることが多いみたい。これは朗報だった!

認めて受け入れてあげよう、こんな自分も。怒りの気持ちも、これからはすぐに消化せずに書き出してみよう。


とりあえずこの本を読んでみようっと。


ありがとうございます!これからも旅先や日常で感じたことを綴っていきたいと思います。旅で世界を、もっと素敵に。