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無菌室へ入室


移植の為再入院。


前回の入院時に第一候補のドナーさんから提供の最終同意を頂けた。
聞いた瞬間とても嬉しい思いと、提供してくださるドナーさんへの感謝の気持ちで胸が一杯になった。



再入院してすぐに無菌室に入室した。
無菌室は病棟の一番奥にあって限られた人しか入室できない。

無菌室の部屋の中は剥き出しのトイレと洗面台、ベッド、折り畳み式のシャワールーム、冷蔵庫、テレビなどがあり生活するには困らない仕様になっている。
壁からは24時間綺麗な空気が流れていて少しだけ空調が気になった。

今回は移植ということであると便利だろうと思った物を何点か新調した。

・電気ケトル
・フック付きマグネット(壁に貼り付けて荷物をかけられる)
・トイレの消臭スプレー(トイレが近い為)
・柔らかいトイレットペーパー
・柔らかいティッシュ
・箱買いの飲み物
・バスタオル  
                   など。

私は移植前前処置が始まるまでは病棟フリーで廊下や共同のシャワー室などは利用することができた。

移植前までに放射線科、口腔外科、精神科などの受診を済ませて全ての準備を万全にさせ、これから長期間無菌室から出れなくなることを考えて体力を蓄える為にリハビリの先生に午前と午後移植前ギリギリまでリハビリをしてもらった。

毎日何かしら予定があり、これから移植前処置が始まる不安などはあまり感じず過ごすことができた。


移植が終わったら家に帰れる。

これが最後の入院、そう自分に言い聞かせて前処置の日を待った。

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