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『ピンヒールははかない』を読んで。

初めて読んだのは結構前だけど、改めて読み返してみた。

本の詳細に関しては割愛する。
わたしは、女性が女性について書いた本について、女性として感想を書いてみたいと思う。

全編通して思ったのは、『自分だけじゃないんだな』ってことと、『女性らしくたくましく生きよう』ってこと。

ここに出てくる女性はみな、何かしらの困難に直面していたり、どうにか対処しようとしている。
自分に置き換えてみると、一個人として、一仕事人として、一女性として、何かしらの壁にぶつかることは日常茶飯事で、慣れてはいるものの、どこかで心が折れそうになることだってある。
そんなときは大体、自分の殻に閉じこもりがちで、一人きりで悩んでるように感じてしまう。
でも、遠い国の見知らぬ誰かだろうと、奮闘している人の姿を見ると共感するし、自分も頑張ろうって思えるのだ。

そして、どんなことが起こってもへこたれることなく、前を向いていたいと思わされるのだ。
毎日毎日生きていれば、晴れの日もあれば雨の日もあって、曇りだって嵐だってある。
24時間365日ポジティブでいるなんて無理だけど、最後にはちゃんと前を向けるように、何があってもきちんと受け止めて乗り越えることが大事なんじゃないかと思う。

日々の暮らしのクオリティーを左右するのは、自分自身の人生に対する態度だ。
どれだけ愛する人がいても、どれだけ人に囲まれていても、そこに他人は入り込めない。
自分でどうにかするしかないのだ。
孤独だけど、それを理解して初めて本当の意味で人と繋がれるのだろう。

ちょっと今わたし弱ってるな、って感じたら、是非読んでほしい。
女性であることを楽しみつつ、何があっても果敢にたくましく生きている彼女たちを見ると、少し前を向けるはずだから。

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