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【本の記録】FACTFULNESS

こんにちは。
少し前に話題になったファクトフルネスを今更ながら読んだので簡単なメモをとておこうと思います。
※本の情報はこちら

コロナウイルスが関係する情報がたくさん出回っていて何が真実か分からない混沌とした毎日。
この本は「データを基に世界を正しく見る習慣をつけようね」ということを教えてくれます。
え?そんなの知ってるよ!・・・それがほとんど間違っている、事実。知らぬ間に人は本能に支配されちゃって、を突きつけられる・向き合える1冊です。

1. ファクトフルネスとは

「ファクトフル(FACTFULL)」というのは、「事実に満ちている」という意味で、「ネス(NESS)」は「〇〇な状態・〇〇な性質」を表します。この二つの言葉を合わせて、「事実に溢れた状態」から転じて、「データという事実に基づいて世界を見る」という意味の、「ファクトフルネス」という言葉が誕生したと言われています。


2.この本が教えてくれること


人の様々な“本能”が世界を正しくみることのできない阻害要因になっています。
理想的な世界、ドラマチックな未来を想像してしまう本能を抑えてくれるその術を教えてくれます。

代表的な本能3つご紹介
・ネガティブ本能
・直線本能
・焦り本能

①ネガティブ本能
悪いニュースの方が圧倒的に耳に残りやすいのです。だから毎日目にするニュースはネガティブなことばかり。
こんな質問が投げかけられます。


Q 次のうちあなたの考えに最も近い選択肢を選んでください。
 (A)世界はどんどん良くなっている
 (B)世界はどんどん悪くなっている
 (C)世界は良くなっても、悪くなってもいない

世界のデータを見ると(B)を選んだ人々が大半だったようです。今の世界を見ると確かに(B)を選びがちかもしれません。毎日毎日感染者数、死者数など苦しいニュースばかり流れてくるから。しかし違う味方をすると、
・短期間でワクチン研究が進み世界中に広まりつつある(わずか1年で)
・より衛生面が強化されたお店でクリーンな街が広がる
・リモートワークが日常化しこれまで働きたくても働けなかった人がもっと自由に働けるようになった
・地方活性化

などコロナが良かったわけでは全くなく苦しみ悲しみが多く存在しているけれどプラスな一面も必ずあるはず。
「悪いニュースの方が広まりやすい」を心得ておくと大きな失望を抱かずに過ごせるように少しはなるかもしれません。

②直線本能
この質問は結構衝撃でした。
Q 15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?

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国連の予測によると2100年には人口が40億人に増えると予測されています。それは“大人が増加するから”。子供の人口はすでに横ばいになっている、と専門家は言っているようです。

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なんでもかんでも直線的な絵を描くのではなく、S字なのかコブの形なのかそのグラフの形をみて予測を建てることを意識できることが重要です。

③焦り本能
感染症についても取り上げられています。(この本の中ではコロナ前なのでエボラ熱、インフルエンザについてが取り上げられている)
1年前コロナ大流行初期、マスク売り切れ、トイレットペーパー不足事態などまさに焦りの本能からくる行動が多く見られました。頭を冷やして本当の問題に向き合わないとそもそも何も解決しない状態がずっと続くんですね。



ファクト(真実)を探し求め向き合うことが今1番求められていることだと気づかせてくれます。

他にも7つの本能が紹介されています。ぜひ向き合ってみてください。


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