淑女のゴルフを目指して/「私の全英」への道〜全英第2日目
このお話は「私の全英」であって、あの「全英オープンゴルフ」とは何の関係もありません。
ゴルフスケジュール
オールドコースのプレイ二日前の抽選の結果がダメとわかる度に、そのかわりに回るコースを予約するという、結構行き当たりばったりなことになります。
特に、セント・アンドリュースに着いた日(午前中はエディンバラから移動しながらアントニヌスの長城をめぐって到着)だと、午後から当日のプレイの予約をすることになります。午後9時ぐらいまで明るいので、そういうことができるこの季節は有難いです。
セント・アンドリュース リンクスは受付センターみたいなカウンターで、「このコース(もちろんオールドコース以外のコース)プレイできますか?」と聞いて、予約を取る感じです。
当然、ここには私たちのような人がたくさんいて、オールドコース以外の他のコースを楽しんでいらっしゃいます。
それで、当日の午後に受付センターに行って、すぐに予約できたのが、「BALGOVE」コース。
ちょうどこのセント・アンドリュース リンクスの練習コースのようなところで、9ホールのコースです。
素敵すぎる人々
受付センターの人もそうですが、今回私はイギリスに来てから差別的なものを全く感じたことがなかったのです。
アジア人というか他の国から来た人に対して、国や見かけで態度を変えない。
オールドコースホテルの朝食のレストランで、特に何も言わなくても、窓際の見晴らしの良い席を用意してくれたり、エディンバラのホテルの玄関でスーツケースとゴルフバッグが載った重いカートを英国婦人のおばあさんが一緒に押そうとしてくれたり。
自分はどうなんだろう。たとえば日本に来ているアジアの人に手を貸してあげられるだろうか…。
ゴルフを愛してる人々
受付センターで予約したあと、プレイできる準備をして、BALGOVEコースに向かいました。スタートホールのそばにある小屋で予約確認をしてトロリーを借りてスタートしようとしたら、小雨が降ってきました。
この写真のような雲。スコットランドに来てから、午後は急な天候の変化が多いと思っていました。
スタート小屋のお兄さんが、スタートホールにトロリーを押しながら向かおうとしている私たちに
「少し待ったら?どこかでコーヒーでも飲んでしばらく待ったらどう?」と言ってくれたらしいのです(同伴者:訳)。
日本では考えられない。少なくとも私の経験では、雨が降り始めた時に「スタート少し遅くできますか?」と聞いたら、「みんな一緒だから」とか「あとが詰まってるから」と言われたことがあります。
ここはセント・アンドリュース リンクスです。
たとえ9ホールの練習コース的なところとは言え、あとの組がないわけではないでしょう。そんなことをすれば彼の仕事は明らかに面倒になる。
ゴルファー・ファーストなんだ。
ここでプレイをするために世界中から来ている人たちがいて、その人たちを懸命にサポートする。ここで働く彼らもきっとゴルフを愛してる。
全英第2日目の結果
全英第1日目が12ホールで
全英第2日目が9ホール。
まだ18ホールプレイしてない…。
このあと、オールドコース抽選の最後の結果を知ることになります。
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