MishuMishu

生まれて以降いくつかの国で暮らしてきています。楽しいばかりじゃないなあ。泣くこともたく…

MishuMishu

生まれて以降いくつかの国で暮らしてきています。楽しいばかりじゃないなあ。泣くこともたくさんあった。         異文化に日々きたえられています。

最近の記事

Gender Issues

Gender issuesが多く取り上げられている昨今、特に日本の動きはすさまじい気がする。 そんなの昔からあった話・・ではあるけれど、急にどうした?と言う感じ。 生きづらさや違和感、当事者しかその気持ちはわからないだろうけれど。 周りに何をしてもらいたいのか、社会が認めるとはどういうことか。 社会はそこまで育ってないよねと思う。 私の大学専攻は Women and Gender Studies(大学院は違うが) 当時は日本人は私だけ。恐らくその後もまだ日本人の後輩はいな

    • アメリカ de イラン 1

      私はアラビア語を使う。 ここ米国ではほぼ使うことはないけれど、偶々行った銀行の窓口にいたお姉さんがたまたまエジプト人だった時はとても嬉しかった。 彼女も彼女の実兄と話す時しか使わないということで、まさか仕事中に話せるとは!と喜んでくれたっけ。 米国の私の住まう地域にはイラン人のコミュニティがある。 日本の問題視されているクルド人のような感じではない。 ここでは主張が強すぎて反感を買うような生き方は許されない。 私は唯一の外国人としてそのコミュニティに参加している。 お

      • 読書感想文 2

        朝から車のブレーキパッド交換に行った。 担当のMarkが「恐らく2時間かかるね」と言うことで、本を持って出た。 今日の一冊は おおたわ史絵さんの一冊である。 私は彼女が好き。 お顔も好きだし、さばさばした性格も。 一家族の娘として、母親との向き合いにはご苦労もあった様子。 そこに少し自分を重ねたりもして。 内容は 法務局矯正医師として勤める様子。 刑務所という、なかなか様子を知ることのない場所。 そこでのルールや受刑者の生活、それぞれの背景を彼女の視点から伝えてくれてい

        • 思い出話 エジプト3

          エジプトか‥一人懐かしく思い出しながら書いているあれこれ。 前回安宿での最初の日について書いてみた。 その後私はそのホテルで3週間過ごした。 前回にも出てきたアパートは、そのホテルから引っ越したアパートである。 アパートと言っても日本のアパートとは違い、所謂2LDKのマンションだ。 家賃は15,000円だっただろうか。 今日は 安宿で過ごした日々について書いておこうと思う。 出てくる朝食は毎日同じ。パンとバター&ジャムと紅茶である。 紅茶はLipton で「砂糖入れる

          海外で働くということ

          「海外で働いてみたいな・・・」と漠然と思う方もいらっしゃるかと思う。 数年前、日本の大学で教壇に立っていた時、数名の学生が 「先生、外国で働いていたんでしょ、いいなあ、どうすればいい?」と聞いてきた。 答えはいつでも 「思い切っていけ!」 「英語圏じゃなくてもいいじゃん」 確かに、日本人にとっての第二言語は英語・・・でも、なんなら英語母語の 国よりも、第二言語として英語を話す人が多い国の方が楽だもの。 母国語が英語の人たちは「自分たち最強」と思っている人が多いので、

          海外で働くということ

          なに、こんなに変わるのか?

          昨日は皮膚科に行った。 たんなる skin problemsではない・・もう10年以上も悩んでいる症状。 どの国で暮らす際もそうだが、医者を選ぶ時の基準を決めている。 歯医者は台湾人・インド人 皮膚科はアジア人(中・韓) 他はまあ、その国の人で。 今回初めていった皮膚科もアジア人。 やはり体質が近い、日本と言う国を知っている(であろう)感覚で 話ができるから。 私の症状において、日本に住んでいた時はほとんどの医師がステロイドを処方した(悪化)。 そんな経緯もあり、「絶

          なに、こんなに変わるのか?

          思い出話 エジプト2

          先週思い出話として書き始めたエジプト編第二弾である。 書いていくといくつまで続くのだろうか・・楽しみだ。 時系列ではない・・一つ思い出すと、次・次と出てくる順。 エジプトに行くと決めたとき、私はそれまで自分が置かれていた社会と一度決別した。とんでもない決心だった(ようだ)。 一生日本には戻らない・・とさえ思った。 色々なことに疲れていた(若いのに)。 と言うことで、身内には一週間前に「エジプト行きやす」と伝えた。 皆は腰を抜かすほど驚き、そして大騒ぎ。 後のことはよろし

          思い出話 エジプト2

          思い出話 エジプト1

          15年前米人の友だちが「私は日記帳は使わないよ、全部Wordで残している」と言っていた。。日記帳は「書く」実感があるけど、処分に大変だからと。確かに。 ってことで、こちらのnoteをその代わりとして使わせて頂くことに決め、数稿目である。 今日はエジプトの思い出を書こう。沢山あるので1とする。 私にとってエジプトは第二の祖国・・と言ったら過言か、しかしそのくらいの気持ち。 「イスラム教=豚肉ダメよ」 程度の知識で、単身で入った最初の国であり、仕事もした国だ。 アラビア語

          思い出話 エジプト1

          初めての・・1

          歳を重ねていくと「初めての」が少なくなってくる。 ここ最近、仕事に時間を取られていること、何となく気が重いこともあり 心身の軽快さがなくなっていたわたし。 昨日はその「初めての・・」を実践した。 trail である。 なんとも画像が悪く見えるけど、よく撮れているはず。 美しいと言える山ではないのだ。 乾燥するこの地ではこの時期だけ、山々に緑が目立つようになる。 米国の東側に住んでいたころは、空の青さと緑の美しさに感動したものだった。 西側のここではまあ、そんな感動

          初めての・・1

          25セント 読書感想文

          年に一度開かれるJapan Festa. そこで一冊の本を25セントで購入。 片岡義男氏の 缶ビールのロマンス。 中学生だっただろうか。 角川文庫から出されていた片岡氏の小説をすべて読んだ。 相当昔である。 彼の小説を読み、「大人」に憧れた。 主人公の女性も男性もとても色気のある、美しいと想像できるものだった。 表現の中のカタカナは省略されず、また、英語の読み方として表記されている。 例えば エレヴェーター elevator ヴィデオカセット video cass

          25セント 読書感想文

          無知の知

          日本は近年多くの外国人就業者にお世話になっています。 ありがたい・・ 「ありがたいだと?、寧ろ迷惑・・・」 と思われている人も少なくないかも。 では違う国だとどうなるか。 ことごとく拒否される・・・という経験をした人もいるだろう。 私もその一人。 言葉の問題?そんなことではない。 北米の東側に住んでいた時は、そりゃあもう差別を受けまくった。 アジア人という表面的なもので、お隣の大陸国から来たのかと言われ、 車に傷までつけられた。 誰とは言わない、しかし無知ほど強いものは

          一歩出る

          初 今日からここに書き始めること。 今の居住地は米国だけれど、正直この国にはこれ以上の興味はない。。 なんなら諸々を捨て始めている、そうでないと次にいけないから。 昨年、友達のひとりが白血病で亡くなった。 もうこの世にいないということが実感できず、何となく日々を過ごしてきたけれど、今日ようやく決心し、彼女のパートナーであるJohnとお墓に参った。 ユダヤ教徒のためのお墓である。 今まで住んだ国々で知人のお墓を参ったことがあるが、それぞれの宗教にはそれぞれの葬り方がある。