見出し画像

韓国ウォンが絶対防衛ラインを超えてしまった ○○ウォン/ドル

ウォンドルレート

コロナの影に隠れてしまっていますが、韓国ウォンが対ドルレートで2日連続1200ウォンを超えてしまいました。
サイレントに超えてしまいました。

https://www.bloomberg.co.jp/quote/USDKRW:CUR

何が問題か

1200ウォンを超えると何が問題なのか?というと、まず
韓国はドル建て債務が多く、借金の返済には「ドルで返さにゃならん」ということがあります。
今は1$=1200ウォンですが、1$=1300ウォンになったら1$を返済するのに必要なウォンが勝手に増えてしまいますね。

その、「いよいよヤバくなるぜ(汗」という絶対防衛ラインが1200ウォンらしいのです。

※ちなみに日本の場合はほとんど円建てなのでこの手の問題は起こりません。

なぜ超えてしまったか

一言で言えば、アメリカのせい&韓国の無策ということになるかと思います。
説明は省きますが以下のような要因によりドル回帰(ドル高)が進んでいます。

  • テーパリング(ドルばらまき規模の縮小)

  • ドル利上げ開始予定

  • QT(資産縮小)開始予定

まあこれらは円安要因でもありますが。

戻らないのか

過去、といっても先月までは1200ウォン以下にすることができました。
それはアメリカと通貨スワップを締結していたからです。
通貨スワップは、平たく言えばドルを融通してくれって言えば融通してくれる契約です。

しかしそのウルトラスーパー安心保証契約が先月12月で切れてしまい延長不可といわれてしまったという話です。

ちなみに日本と韓国も過去に通貨スワップを締結していましたが、当時の麻生財務相にぶち切れられて打ち切りになりました。

多分、今韓国は想像以上にヤバいのでは?と私は思っておりますが。

Remember 1997通貨危機

大統領選

という今の韓国のヤバい状況を作り出してしまったとされる現大統領ですが、もうすぐ終了します。

新たな韓国の大統領選が3月9日に控えています。
あと40日ほどですね。

同じ与党の候補者は今よりもとってもヤバそうなので当選したら今と変わらず and 悪化でしょう。

野党の候補者は日本との関係改善を望んでいるようで、おそらくアメリカとも改善させるでしょうから経済的には改善要因でしょう。

ということで大統領選の結果次第では韓国は再びIMFのお世話になってしまうかもよ、というお話でした。


ちなみに日本はほぼすべての主要通貨と無期限の通貨スワップを締結しています。
それだけ円の信用があるということで。
我々は日本に生まれたことを幸運と思わねばなりませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?