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宣伝会議賞SKAT21 私的プチ騒動記

第59回宣伝会議賞1次通過以上の作品集「SKAT21」が9/27日、「デジタル版で」発売された。

発売の発表が焦らされたうえでの、初めてのデジタル版での発売。
困惑、諦め、それでも期待。
3、4年前の発売日からすっかり遅くなった発売日を健気にも待ち続ける。
まずは自分の作品を見るために。

1次通過3本。
3年ぶりの1次通過、4年ぶりの複数通過。
課題はコプロ・事業構想大学院大学・そしてパナソニック。
予想的には半々か。ヤマハ発動機、ちょっと自信あったんだけどなー。

「WEBでの発売は紙みたいに地方の発売日が遅れることがないのはいいな」
と思いながらも、当日は忙しさにかまけて、結局1日遅れてのダウンロードとなった。                             用事の途中でコンビニ決済を済ませ、持参したパソコンをさっそく開く。
(書籍のダウンロードなんてやったことないぞ。俺にできるのか)
やってみたら造作のないことだった。
ネットでのやりとりにいろんな意味で苦手意識のある私であり、うまくいったときの安堵感は人一倍である。

ダウンロードされた書籍は見開きのページをスクロールする仕組みになっていた。                               上位入賞者の確認もそこそこに(前にもnoteに書いたが、私は本番前に前年の課題で練習をするために上位入賞者をあえて見ないのだが、これだけ発売日が遅くなるとそれも意味をなさなくなってきている)、自分の1次通過作品をマウスをカチャカチャしながら確認する。

コプロ→やはりこれか。ほかにお気に入りの作品もあったのだが、まあそうだろうな。
事業構想ー→おお、これだったのか。今までの通過作品とは毛色の違う作品で、うれしい。
パナソニック→・・・、ない!
あれ、3月号の通過者リストには確かに名前があったんだが。

まさか、見間違い??
1次通過者に私と一字違いの名字の人がいる!
やっぱり、見間違い・・・。

1次通過数3→2

これが1次通過数20、30あるような宣伝会議賞の強者だったら1つ減ったくらいでどうということはないのだろうが、これだけ数が少なかったら当然大ショックだ。1/3減。喜びは半減である。

・・・んっ、まさか。

2次通過作品をスクロールしなおして見る。                              

あった!えっ、なんで?                       4月号の2次通過者に名前はなかったはずだが。              しかも通過作品の記憶があまりない。                 

確かめなくては!                           まだ家に引き返せる。4月号と考案時の作品をメモしたノートが残っているはずだ。                                 用事に遅れそうだったがいてもたってもいられなかった。

自分の部屋に着く。                         ノートには確かにその作品のメモが残っていた。              そして4月号の2次審査通過者「パナソニック」に私の名前はあった。

おお、俺よ。なぜ名前を見逃した!                   はなから諦めていたのか?                      この段階で見つけていればもっと喜べたのに。痛恨だ。         ただいずれにしても1次通過通算9作品目に2次への扉は開かれたのだった(高校野球、仙台育英東北初優勝のような「重い扉」では決してなかった)。      

それにしても、2次通過した作品が一番印象が薄いとは。思いついた時の高揚感を全く思い出せない。まあ、これが「ザ・宣伝会議賞」なんだろうな。

現在、第60回の課題コピーを鋭意作成中。
初めて応募期間中の発売となったSKAT。初めてのデジタル版。
久しぶりの通過作品の確認はずいぶん印象深いものとなった。
新たな形となったワクワクをこれからも私なりに続けられたらと思っている。
                       


   


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