オタクvsフェミ

オタクvsフェミといった構図の紛糾がネット上で盛んになって久しい。
ネット上でオタクバッシングに熱心な人たちは、その言い分から察するにミサンドリ男性蔑視や性嫌悪に加えてオタクフォビア嫌悪をともなった先鋭的なラディカル・フェミニストの一派だと思われるため、単純にフェミとしてくくってしまうのは非常に危うく、まっとうなフェミニストへの風評被害になりかねない。

また、その表現規制運動に便乗する男性も少なからず見受けられるため、ここではあえてフェミとは言わずオタクフォビアで統一する。

先に結論を言えば、ゾーニングを模索していくことを推奨したい。
自分は以前より一貫してゾーニング論支持者である。

表現規制問題をオタクとオタクフォビアによる陣取り合戦と考えた場合。
両陣営ともに「完全勝利でなければ敗北」と考える人達が多くいる。
たしかに完全勝利をすればゾーニングはいらない。

「完全勝利をめざすくらいでなければ相手に付け込まれる」という話も理解できなくはないけれど、大事なのはどこに妥協点を見出すかだと思う。
勝敗を決するまで無益な争い続けるのではなく、そろそろ建設的なゾーニングの模索にフェイズを移したい。

とはいえ、オタクフォビア側には好悪感情と善悪を混同した誤った大前提に基づく感情論の主張が多く見受けられるし、オタク側も度重なる攻撃に神経質になって暴論が増えてきている。
まずは、それらを省みて互いに冷静にならないことには、そもそも議論にすらならない。

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