我が家のソウルフード
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
それぞれの家庭には、ソウルフードはあるのだろうか。そんなことを、昨夜、夕食を食べながらふと思った。
ちなみに、ソウルフードとはどういう意味なのかをwikipediaで見てみると、
アフリカ系アメリカ人の奴隷制時代からの伝統料理の総称で、「ソウルフード」という名称が定着したのは、それまでの『ブラックピープル』に因むブラックでは差別的であることからソウルミュージック等のように「ソウル」(「魂」)という言葉に置き換えて用いられるようになった。
それが日本では、その地域に特有の料理、若しくはその地域で親しまれている郷土料理とされている。なので、英語圏の使い方とは違っている、とのこと。
そこから、家庭でのソウルフードを考えると、子供が小さい頃から食べ続けていて、お金も手間もかけずに作ることができて、家族のみんなが好きな料理ということになるだろうか。定期的に、家族みんなが食べたくなるものである。
そういう意味で考えると、我が家のソウルフードは大阪の家庭らしく、「お好み焼き」があがる。これは、子供も離乳食を離れ、ご飯を食べられるようになった頃から食べていて、今も定期的に食べている。
今は子供が大きくなって、家族が揃って夕食を食べることも少なくってきたが、私の仕事が休みで、夕食に家族が揃う日は、「今日、お好み焼きにしようか?」と誰かが言う。そして、お好み焼きを作るのは、昔から私の役割。
私はこれまでにお好み焼きを何百回と作っているので、レシピを見ることなく作ることができる数少ないメニュー。キャベツ、ねぎ、山芋、お好み焼き粉、天かす、卵、豚肉、焼きそば、えびなどの海鮮などを切ってまぜればいいだけなので、レシピを見るまでもないのだが。
4人分として、8枚を焼くぐらいの量をつくる。お好み焼き粉は400g、水600cc、大きめのキャベツであれば半分、卵4個、天かす、ねぎ、山芋は適当に、混ぜればいいだけ。調理と言えるのは、キャベツをみじん切りにするぐらい。
そして、まずは鉄板で豚肉、えび、焼きそばを焼く。焼かれた焼きそばの上に、お好み焼きのネタをまるくのせる。その上に、チーズを適当にふる。それから、豚肉やえびをのせる。あとは、両面がこんがりするまで焼く。ただし、焼いている途中に、へらなどでお好み焼きを押しつぶすようなことはしない。ひっくり返すだけで、ふっくらと焼く。
焼きあがれば、ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節をかけていただく。美味しいお好み焼きの出来上がり。お好み焼き粉や水の量さえ間違わなければ、美味しくできる。
ちなみに、私が社会人になって1~2年目の頃、同居していた課長や同期にも作っていたが評判が良かった。また、先輩からも評判が良かった。
我が家では私がつくるお好み焼きは評判がいいので、外でお好み焼きを食べることはない。
それが最近、大学生の娘が友達とお店でお好み焼きを食べたそうだ。帰ってくるなり言われたのは、「お父ちゃんのお好み焼き、お好み焼きとちゃうやん!」ということ。「なんで?」と聞くと、「だって、お父ちゃんのお好み焼きは、そばが入ってるやん。お店のはなかった。それは、お好み焼きとは言わへんって。」のようなことを言っていた。
いやいや、これもお好み焼き。詳しく言うと、お好み焼きのモダン焼きと言う。そう、大阪ではお好み焼きのスタンダードは、豚肉が入った豚玉。それに、焼きそばを入れると、モダン焼きとなる。
お店でお好み焼きを食べたのは、新鮮だったようだ。
私はこれからもお好み焼きだけは作り続けていくだろう。
家族みんなで食事を楽しんで今日もステキな一日に。
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