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経営コンサルタントの仕事術”オンとオフ”編

おはようございます。今朝も勢いで書きます。

働き方改革で、仕事をする時間や休みに対する考え方は随分と変わった。私はバブル時代の終わりに社会人になったのだが、その頃に流行ったテレビCMに「24時間戦えますか。」があった。それこそ、休みなく長時間働くことが良しとされていた。

私が今のコンサルテイング会社に入ったのは1990年代の終わり頃だったが、当時のコンサルタントは休みなく長時間労働な仕事だった。以前は社内でも一年で休んだのはお盆と正月をあわせても数日というコンサルタントはたくさんいた。また、徹夜も当たり前で、会社で寝泊まりするのも珍しくなく、日常なスタイルだった。

なぜこのような働き方をしていたのかと言えば、それだけ仕事量があるというのもあるが、「経営者感覚」を身に付けるためでもあった。土日など休みの日はきっちりと休む。また終業時間になれば仕事を終えて帰宅する。そのような働き方もやろうと思えばできたかもしれない。

しかし、そのような働き方ではサラリーマン感覚は身に付くが、経営者感覚は身に付かない。なぜなら、経営者でそのような働き方をしている人は皆無だからだ。特に、中小企業で業績を伸ばす会社の社長は、仕事もプライベートも関係なく働いている。

ただ、ここで大事なことがある。そのような働き方をしている社長は辛そうか?ということだ。休みなく長時間仕事をしているのだから、きっと辛くてしんどいだろうと思うのは、サラリーマン感覚を持つ人である。決して、そうではない。エネルギッシュで、元気に仕事をしている。

休みなく長時間、エネルギッシュに仕事をする。それが経営者感覚なのだ

そういう感覚をコンサルタントも持てるようにする。その感覚を持てるようになるとコンサルタントも休みなく長時間働くことになっても嫌な疲れは感じない。いつもエネルギッシュにいられるようになる。

そのときはオンとオフの境目がなくなっている。仕事をしているときもどこか遊びのような感覚が持てるようになり楽しくなる。また、休みのときも仕事のことを考えるのが苦ではなくなる。

これを「公私一体化」と言う。これが経営者の感覚である。働きながら休んでもいるし、休みながら働いてもいる。これが最も効率的な生き方である。私が今のコンサルテイング会社に入社して、初めてこの考え方を教わったときは強い違和感を覚えた。

そんなことはないだろう、と。やはり仕事と休みはきっちりと分けた方がいいだろうと。今思えば、その頃の私はサラリーマン感覚だったのだ。

中小企業コンサルタントに必要なのは、経営者感覚。それを持てるようになって初めて経営者に寄り添うコンサルテイングができるようになる。そして、経営者感覚とは効率的な生き方でもあり、その方法が公私を一体化させることである。

公私一体化で今日もステキな一日に。

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